お店のアイデア
6年間、子どもの成長と共にあるランドセルには、日々の思い出が刻まれている。卒業後、役目を終えたからと簡単に処分するにはどこか忍びないものの、かといって保管するには場所を取る。そんな思いに応えているのが、ランドセルのミニチュアリメイクだ。 「…
餃子の魅力を日々発信する餃子専門サイト「東京餃子通信」編集長の塚田亮一さん。これまでに3,000種類以上の餃子を食べており、TBS「マツコの知らない世界」など多くのメディアにも出演しています。塚田さんが15年以上通っているという「餃子処 三日月」さん…
学芸大学や目黒にお店を構える「茶割」。各100種のお茶割りと唐揚げを楽しめるお店で、若い世代から支持を得ています。今回は、茶割オーナー・多治見智高さんの「通いたくなるお店」や、お店のコンセプト作り、ターゲット層へのアピール方法を伺いました。
江戸時代後期、海運業者として活躍するだけにとどまらず、日本とロシアの間に起こった国際紛争を、平和的な手段で解決へと導くことに力を尽くしたのが高田屋嘉兵衛です。人と人との信頼関係を第一に考え、誰に対しても公正・公平な姿勢を貫くことで、最終的…
華やかなスポーツの世界で活躍していた選手が引退後、第二の人生の舞台に飲食店を選択することは少なくない。どういった経緯で飲食店の世界に飛び込んだのか、そこに見える人生観に切り込んでいく「セカンドライフ」。 第1回目は、元読売ジャイアンツの剛腕…
パフェ評論家・斧屋さんが足繁く通う「CAFE CUPOLA mejiro(カフェ クーポラ・メジロ)」。今回はオーナーの山口英人さんにも登場いただき、どのようにして関係を深めたのか、「お店と常連客のなれそめ話」を伺いました。
「この靴は……そうだねぇ……」とつぶやくと、水拭きで優しくほこりを落としていく。これが名だたる企業の役員や著名人にもファンを持つ靴磨き専門店「千葉スペシャル」創業者・千葉尊さんのスタイル。靴を一瞥して状態を見極めたら、あっという間に靴を輝かせ…
テレビ東京「二軒目どうする?」にも出演されている、雑誌『古典酒場』の創刊編集長・倉嶋紀和子さん。酒と酒場を愛する倉嶋さんは、全国津々浦々の酒場に足を運んでいるそう。倉嶋さんが通いたくなるのは、どんなお店なのでしょうか? また、古典酒場の魅力…
長野県でイタリアンレストランを営む小林諭史さんは、シェフの他にYouTuberとしての顔を持っています。小林さんが運営するYouTubeチャンネル『Chef Ropia 料理人の世界』は、登録者数50万人(2022年2月時点)を超える人気チャンネルで、2013年から配信を開始…
日本の歴史をさかのぼると、数多くの豪商が存在しますが、江戸時代の繁栄の礎をつくったといっても過言ではないのが河村瑞賢です。商売人としての成功にとどまらず、現代に置きかえると地域開発事業のプロジェクトリーダーとして功績を上げ、世の中の人が豊…
突然ですが、こちらのお店の写真をソーシャルメディアで見かけたことはありませんか? 初見だと頭に10個くらい、はてなマークが浮かびそうな外観ですが、実は高級食パン専門店。2018年のオープンと同時に行列のできる人気店となり、その後、全国各地に店舗を…
玉袋筋太郎さんは、全日本スナック連盟の会長を務め、「ナイトスナッカーズ」といった番組にも出演、さらに自ら「スナック玉ちゃん」を経営するなどスナック文化を支えています。そんな玉さんの通いたくなるスナックと、自身のスナック運営について意識して…
ワインバー「bar bossa(バール ボッサ)」は渋谷で24年も続く名店です。マスターの林伸次さんは、Webメディアや書籍で執筆する作家としても知られています。時代とともに変わり続ける東京・渋谷で、どのようにお店を運営してきたのでしょうか。今回は林さん…
オフィスが林立する大阪・天満橋の一角に、行列の絶えないお店「JTRRD(ジェイティード)」があります。人々の目当ては、まるでアート作品のようなスムージー。 盛り付けが“映える”とSNSを中心に話題となり、現在は関西を中心に8店舗(フランチャイズ店含む…
飲食店において、酒はコミュニケーションをスムーズにしてくれる名脇役です。しかし、「酒は飲むとも飲まるるな」ということわざが示すように、暗黙のルールやマナーがあるにもかかわらず、酔いに任せて困った行為を見かけることもあります。 そこで、今回は…
『酒のほそ道』などで知られる漫画家・ラズウェル細木さんは、25年以上にわたって酒と肴、酒場の人々を描き続けています。そんなラズウェル細木さんが通いたくなるお店とは。厨房がきれいなこと、旬の食材と手書きメニューがあることなど、こだわりをたっぷ…
東京・駒沢の「うどんスナック 松ト麦」では、小麦品種を毎週変えて、うどんの食べ比べを楽しめる、うどん好きが集う店です。店主の井上こんさんは年間約500杯を食べ歩く日々を過ごし、うどんライターとしても知られる人物。井上さんは、どのようにしてお店…
席数わずか6席。メニューは一般的に認知度が高くない「ポークビンダルー」の一品勝負。奥渋谷エリアの雑居ビルの2階でひっそりと営業しながらも、ミシュランガイド東京2022のビブグルマンに選出された店舗が「ポークビンダルー食べる副大統領」です。 独特な…
営業時間は17時~19時までの2時間、注文はビール2杯まででおつまみはなし。酒屋の一角に設けられた狭小空間は10人ちょっとで満員です。これほど極端な営業形態にもかかわらず、週末ともなれば開店前から行列が続く人気店が広島にあります。 2012(平成24)年…
一般的には10~40%とされる宿泊業のリピート率。そんな中、リピート率80%超という数字を長年維持し続けている旅館がある。石川県山代温泉の「宝生亭」だ。お客の「また行きたい!」を呼び起こすため、宝生亭が仕掛けている取り組みとは——。宝生亭の女将・…
食べ歩きが大好きで、自身も汁なし担々麺専門店「タンタンタイガー」を経営する東山広樹さんに、通いたくなるお店の条件を語っていただきます。地元のお客さんを掴むための接客など、自身のお店作りに生かしているポイントも解説しています。
常連さんが「通いたくなるお店」を観察してみると、そのお店ならではの工夫が見えてきます。今回はロックバンド「サニーデイ・サービス」のベーシスト、田中貴さんに、実際に通っているラーメン店でお話をうかがいました。ラーメン“超”愛好家の田中さんが通…
常連さんが「通いたくなるお店」を観察してみると、そのお店ならではの工夫が見えてきます。今回は「エリックサウス」の店主・イナダシュンスケさんに、通いたくなるお店の条件と、自身の店作りについてうかがいました。メニューブックに仕掛けた工夫も解説…
1コイン、100円でさまざまなグッズが購入できる「100円ショップ」は、日本の文化と表現してもいいくらい、私たちの生活に浸透しています。 100円ビジネスが時代とともに多様化する中で、数年前から注目を集めているのが、5分100円(+出張料金)から利用でき…
「男性のネイルと女性のネイルは似て非なるもの。例えるなら、鍼灸と整体くらい違います。それを理解している人は、ネイル経験のない男性はもちろん、女性ネイリストですら少ないのが現状です」 そう話すのは、「オトコネイル」の代表、坂下隆子さん。坂下さ…
戸越銀座商店街に店舗を構え、休日は行列する時間帯もある「solco」。オーナーで理系出身の田中園子さんが、縁に導かれるようにオープンさせた塩の専門店です。これまでの経験をフルに生かし、塩の魅力を伝える田中さんの想いを伺います。 店のおすすめ商品…
パンの焼き上がりの匂いは、どうしてこんなにも人を魅了するのか——。2012年にオープンした「CROFT BAKERY(クロフト ベーカリー)」は、住宅街の一角で地元産小麦などを使ったパンや焼き菓子を販売しています。時には行列ができるほどの人気店で、お客のほと…
東京都新宿区神楽坂。かつては花街として栄えたこの一帯は、江戸時代から続く商店も点在する煌びやかな「神楽坂通り」を擁する一方、神社仏閣が立ち並び、パリ・モンマルトル周辺の街並みに似ていることから「東京のプチ・パリ」ともいわれる、文化の香りが…
東京大学の所在地である東京都文京区本郷。日本の学術発祥の中心地から、世界視野の学びを発信する筋金入りの学び場「エイスクール(a.school)」。情報を浴びて学ぶインプット型の学習塾が多い中、アウトプット型の探究学習塾として保護者の口コミで人気が…
東京都の伝統工芸品産業に指定される江戸切子。涼やかな艶感の伝統工芸ながら、多くの伝統工芸と同様、後継者不足や職人の高齢化といった悩みを抱えている。工房の数は激減し、現存する約9割が従事者1~3人という小さな規模である。そんな状況下、直販オンリ…
多くの居酒屋や飲食店がひしめき合う東京の八重洲で、長年、多くの人に愛され続ける店がある。店の名は「ふくべ」。1939(昭和14)年に創業した日本酒専門の大衆酒場だ。多くのメディアに取り上げられ、“名酒場”として紹介されることも少なくない。 のれんを…
京都を代表する伝統工芸品・清水焼は、かつて公家や大名にも愛用された、華やかなイメージのある焼き物です。陶芸家・清水大介さんが代表を務める「TOKINOHA Ceramic Studio」と「HOTOKI」は、そんな清水焼の伝統を受け継ぎながらも、新しい風を吹き込む店と…
畑から手渡しできる距離感で田舎の豊かさを届けたいと、天然インディゴによる加工・製造・販売を行う藍染工房「インディゴ気仙沼」。2014(平成26)年に発足した子育てサークルが、子育て中の女性の「小さい子どもがいても、働いて収入を得たい」という声か…
統計によると、全国の理容室の数は117,266軒(2019年)※1で、全国のコンビニの店舗数55,620(2019年12月)※2をはるかに上回る。競争の激しい理容業界の中で「クラフトビールが飲めるビアバーの併設」「サブスクリプション制度の導入」など、続々と新規軸を打…
洋の東西を問わず、幅広い国々の料理が味わえる都市・東京。中でも、おそらくここでしか出合えないシリア料理を提供する店が、国際色豊かな街・広尾の『アラビアレストラン ゼノビア』です。 歴史の教科書では目にしたことがあっても、多くの日本人にとって…
日本には古くから続く商家が各地に残っていますが、家業を守り継ぐことは決して簡単ではありません。その中でも、商売人として成功しただけでなく、その利益を社会へと還元し、近代日本の発展に大きな足跡を残したのがヤマサ醤油7代目の濱口梧陵(はまぐち…
大型商業施設やスーパーマーケットの普及で姿を消しつつある街の八百屋さん。斜陽産業といわれる業界であえて八百屋ブランドを立ち上げ、東京都内で多店舗展開しているのが「旬八青果店」です。 東急池上線大崎広小路駅にほど近く、JR五反田駅からも徒歩約5…
日本特有のノスタルジーをぎゅっと詰め込んだかのような「駄菓子屋」。近年、減少の一途をたどるなか、あえてその業界に飛び込み、文化の灯を消さぬよう営業を続けるのが、西武新宿線新井薬師前駅にある、駄菓子屋「ぎふ屋」オーナーの土屋芳昭さん。店舗を…
創業116年を超える東京・浅草橋の老舗洋食店「一新亭」。その深い歴史と確かな味からも、取材申し込みが絶えないという人気店ですが、基本的に依頼はすべて断っているそう。それでも、直接交渉の末に話を聞いたところ、その背景には3代目・秋山武雄さんと奥…
朝市、マルシェ、クラフト市など、近年、全国各地でさまざまなスタイルの「定期市」が行われるようになりました。一方、継続していく術を模索しながらも、街の顔となるような歴史ある朝市や骨董市も現存しています。それぞれの地域を舞台に、ヒトとモノの交…
ロースか、ヘレ(関西における『ヒレ』の言い方)か――。肉厚でジューシーなとんかつを作り続けて半世紀。関西で熱烈に支持されるローカルとんかつチェーン「とんかつKYK」。全国の飲食チェーン店を巡ることがライフワークのBUBBLE-Bが、勤続20年以上のベテラ…
<街を見つめる老舗写真館を訪ねて> SNSが普及し、スマートフォンのカメラ機能もどんどん向上。撮りたいと思ったときに撮影し、すぐに家族や友人とシェアすることができるようになりました。 「松尾寫眞舘」は、東京・麻布十番に店を構えて90余年。親子3代…
常に新しいアイデアを取り入れながら難局を乗り越え、歴史に名を残した偉人はたくさんいます。2024(令和6)年度上半期をめどに刷新される、新1万円札の肖像画に選ばれた渋沢栄一もその一人。偉人・渋沢栄一の足跡をたどりながら、商売繁盛へのヒントを探し…
東京都大田区、東急池上線池上駅から徒歩約8分。日蓮宗の大本山「池上本門寺」のほど近くに、料亭か旅館か、もしくは町の文化財かと見間違えるほどに古風な木造建築があります。 その正体は、「古民家カフェ 蓮月」(以下、蓮月)。 建物の歴史は古く、建造…
「布団」を頻繁に買い替える人は少ない。たぶん。それなのに、商店街などでは古くから営業している布団屋さんを見かけます。果たして、今でも商売は成り立っているのでしょうか? そんな「気になる!」がきっかけでさまざまな布団屋さんを調べたところ、福岡…
毎日のように飲み歩いている人がいる。そういう人たちを敬意を込めて『プロ飲み師』と呼んでいるのだが、どの街にもその土地の飲み屋に精通したプロが存在する。 今回は学芸大学駅周辺で約450軒もの飲食店を巡っているひろぽんさん(後藤ひろしさん)に、数…
飲食店にとっては、定期的に足を運んでくれる常連さんは嬉しい存在ですが、お客さんからすれば「行きつけ」にしたいお店の基準も人それぞれ。店内がこぎれいで気さくな店員がいるお店が好きな方もいれば、ガンコ親父が無愛想に中華鍋を振るう(しかし料理は…