お客を常連にするスナックの接客術。玉袋筋太郎さんの「通いたくなるお店」

お客を常連にするスナックの接客術。玉袋筋太郎さんの「通いたくなるお店」

飲食店にとってお客さん、とりわけ「おなじみ」の存在はとても重要です。

そうした常連客の心をつかむお店には、どのような工夫があるのでしょうか。また、お客さんから見て、どんなお店が「通いたくなるお店」なのでしょうか。

今回お話を伺ったのは、スナック文化を愛する玉袋筋太郎さん。全日本スナック連盟会長を務め、自ら「スナック玉ちゃん」をプロデュースするなど、お客さんとしてだけでなく、店舗経営者としてもスナック文化を支えています。

そんな玉袋筋太郎さんが「通いたくなるお店」とは? そして、ご自身の店舗運営で意識されているポイントとは? お店側とお客さん、また、お客さん同士の距離が近いスナックならではのコミュニケーションについて話を伺いました。

インタビューの舞台となったのは、東京・赤坂の「スナック玉ちゃん」です。

※取材は、新型コロナウイルス感染対策を講じた上で2021年11月に実施しました

マニュアルがないのがスナックの良さ

―― スナックというと「入っていいのかな?」と、特に若い人からハードルが高いと思われている部分もあると思うのですが。

玉袋筋太郎さん(以下、玉さん)それはもったいない! スナックって日本全国、北は北海道、南は九州沖縄まで、7万軒あるんだから。今は減少傾向ですけど、それでもまだまだ7万の「どこでもドア」がある。自分の知らない世界がある。こんなに楽しいことはないなって思うんですよ。ハードルなんてないしね。スナックは誰もが平等な場所なんだよ。

―― そもそも、玉さんがここまでスナックを好きになったきっかけは何だったのでしょうか?

玉袋筋太郎さん

玉さん:まずは両親がスナックをやっていたってのがデカいですよね。もともと、俺の学費を捻出するため、当時ブームが下火になり始めていた雀荘から、商売替えしてスナックを始めたんだよね。

ただ、俺が思春期の頃って、まだまだ水商売が白い目で見られていた時代でね。なおかつうちは、ゲイの方々が多く来店する店だったんだけど、当時はそれも理解できなくて反発してましたね。

でも、息子には嫌がられる仕事とは分かりつつも、高校に通わせるために一生懸命やってくれていたんだなって、だんだんそう思えるようになっていった。スナックのお客さんにもだいぶ良くしてもらってね。偏見みたいなものがなくなっていって。

やがてスナックの良さに目覚めて、よく飲みに行くようになって、いつしかものすごく感謝の気持ちが芽生えていた。ただね、そういう気持ちをオヤジにも伝えられたらよかったんだけど、その前にオヤジは死んじゃったんだよね。

その後、たまたまうちのスナックに通っていたって人と出会ってさ。うれしそうに「いや〜、楽しいお店だったわよ!」って言われちゃうもんだから、オヤジのこと思い出して、恥ずかしながらその場で号泣してしまったんですよ。

「全日本スナック連盟」を立ち上げたのも、スナックに恩返ししたいという気持ちが原動力。それだけ。スナックに関する活動も、この店「スナック玉ちゃん」も、心の底から本気でやってますよ。

―― スナックに関する活動は、恩返しをするためなんですね。「スナックの良さに目覚めた」ということですが、そのきっかけはありますか?

玉袋筋太郎さん

玉さん:若い頃だけど、芸人になってから仕事で過酷なロケをやって、ヘロッヘロの状態でファミレスに連れて行かれたんだよ。こっちは金もねぇから、「よ〜し、じゃあカレーライス、ルー大盛りで!」って頼んだんだ。そしたら店員に、「ルーの大盛りはできません」って言われて、「あれ? そうなの?」って。まぁ、ファミレスだからそうなんだけどさ。

そんな時にさ、とある個人でやってる食堂に行ったんだよね。そこは夕方5時ぐらいに、建設現場で汗水たらして働いてきた兄ちゃんたちが腹ペコでぞろぞろ入ってくるような店なわけ。そこのホールのお兄さんがさ、常連らしき5人組の注文を通すときに、「A定食5つ、ライス大盛りで!」って言うんだよ。お客は言ってねぇんだもん、大盛りなんて。最高だな~! と思ったね! 5つ星ホテルのコンシェルジュだってあのお兄さんにはかなわないよ。

街のラーメン屋さんなんかでもそう。何も言わなくても麺半分で出してもらってるジイさんとかさ。大将が分かってるわけだ。あの人はこないだ手術で胃を切ったからそんなに量を食べられないってさ。その関係性の美しさ!

チェーン店にはチェーン店の良さがあることは分かってるんだよ。だけど、俺にとってはそれよりも別な調味料がある。つまりさっきみたいな店員さんの気遣いとかさ、それが抜群にたまんないんだよね

―― チェーン店にはマニュアルがあって、効率化されていて、そのおかげでどこでも同じ品質のものを享受できるという良さがありますが、画一的だからオーダーメイドはできないですよね。

玉さん:そうやって、マニュアルのない店で飲みたいと思うようになって、最終的にたどり着いたのがスナックだった

俺はスナックって、銭湯と同じくらい、人との触れ合いだとか、裸のつながりがある場所だと思っている。本当に平等な世界。しかもスナックの温度感って、ぬるめの半身浴くらいなんだ。これは楽だよ〜。

ママや常連さんに“品とおかしさ”があるスナックに通いたくなる

―― スナックはお店とお客さんとの関係性が他の業態と比べても特殊というか、「マニュアルがない」というのは本当にそうですね。

玉さん:飲み屋とスナックとでは何が違うのかっていうと、定義するのは難しいですよね。というか俺は、全ての業種を飲みこむくらいの力がスナックにあると思ってるから。だって、スタイルもシステムも、一軒一軒ぜ〜んぶ違うんだもん。

―― まさに、一軒一軒違った魅力があるとは思うのですが、玉さんが個人的にお好きなスナックを教えてもらうことはできますか?

玉さん:やっぱり究極は、阿佐ヶ谷の「スナック ほろよい」だよね。阿佐ヶ谷のバーで飲んでいたときに、そこのマスターから「玉ちゃん、ほろよいはもう行ったの?」って言われたんだよ。「行ってねぇよ」って答えたら、「スナック好きって言っておいて、あのおばけ屋敷にまだ行ってないのかよ!」なんて言われちゃってさ。

すぐに行ってみたら、ママはあの当時72歳だったかな。アルバイトのフロアレディもみんな65歳より上。おばけ屋敷って言ったら失礼なんだけどさ、あそこはど~もたまらない店だよね。

俺は当時40代の半ばくらいだったけど、それでも行ったら大喜びなの、お店の人たち全員! 若い男性アイドルが入ってきたってくらいのテンションで、ちやほやされちゃってさ、俺も「いいねいいね!」なんてうれしくなっちゃって。居心地がいいのよ、これが。甘えられるしさ、バカ言ったっていいしさ。天国にいちばん近いスナックですよ。

玉袋筋太郎さん

ほろよいのママはね、実はちゃんとフロアレディたちの動きを見て、司令塔として的確に指示を出しているんだよ。けれどもそこは見せない。これがうまい!

話すと天然っぽくてふわふわしていて、決して「◯◯ちゃん、あっちの席行って!」なんて口に出して言わないんだ。そんなの客がしらけちゃうからね。そういうのは、自分もスナックを始めたからこそ見えるようになったことかもしれませんね。こういうママがいるから、通いたくなるんだよな。

―― ママさんのお話が出ましたけど、玉さんが思う、理想のスナックのママとはどんな人でしょう?

玉さん:自動運転じゃなくて、客に自由に運転させてくれる人。だけど、万が一客が何かに衝突したら、エアバッグのように衝撃を吸収してくれる人かな。

スナックのママに、仕事の悩みなんかをついぽろっと話しちゃうこと、あるもんね。他の芸人仲間にはとても言えないけど、ママには言えるというかさ。懺悔の部屋みたいなもんだよね。そういうときにかけてもらった一言に救われたり。と思えば、珍しくママが愚痴をこぼす日なんかもあったりしてさ、それを聞いて、自分の悩みなんて大したことねぇなって思えたり。

もちろんスナックごとに千差万別だから、突き放すタイプのママもいるよ。大失敗して、「今日はどん底まで俺を突き落としてほしい」なんて日に行く店もある(笑)。

スナック玉ちゃん

―― そんなママさんに会いたくて、ついつい通ってしまうわけですね。他にも「通いたい!」と感じるスナックの要素はありますか?

玉さん:ママや常連さんに“品とおかしさ”があることかな。歳を重ねるごとに「山田洋次ってスゲーな」と思うわけだよ。『男はつらいよ』に出てくるような、滑稽なんだけどどこか品はある人たちっていうかね。

若いときって誰でも威張りたくなるんだよね。仕事が絶好調で、金も入るようになって……みたいなとき。だけどスナックは、威張ったやつが来たら浮いちゃう。「目立ちてぇ!」って自己主張しちゃうじゃん。そういうのってスナックでは、店も客も疲れちゃうんだよね。

でもさ、そいつだっていつかは変わる日がくるんだよ。傷つきながら、気付いたときには角がとれてる。そんなときに行く場所は、やっぱりスナックなんだよ。疲れてるやつ、強がってるやつがいたら、「いいからお前、こっちこいよ」って、心の中で言ってやれる人たちが集まってるというか。

例えば常連の顔見知りがちょっと疲れてそうだなってときにさ、自分のバカ話をするなりなんなりで、道化を演じてやったりさ。それで相手がクスッとでも笑ってくれたら、たまらないよね。人生のワクチンですよ。スナックなんてワクチンの打ち合いだから。“品とおかしさ”っていうのはそういうことかなぁ。そういうお店にはやっぱり常連客も多いんじゃないかな。

「スナック玉ちゃん」でのコミュニケーション術

―― そして2017年、ついにはご自身でも「スナック玉ちゃん 赤坂本店」をオープンされて。

玉さん:これだけスナックスナック言っているんだから、やっぱり自分でもやらないとって思っちゃって。最初は、俺自身がよく飲みに行ってる中野、阿佐ヶ谷、荻窪とか、そこらへんでやろうかと思ってた。だけど街ごとのカラーっていうのは絶対にあるから、いろいろ考えて、地元に住んでいる人よりは勤め人が多そう、つまり、大人が多そうな赤坂をあえて選んでみたんです。するとやっぱりね、お客さんの筋がいいですよね。ちゃんと大人の遊び場になってる。

だから、4年やってトラブルもほとんどないし、出禁にした客も2人だけ。扉に「会員制」って札が貼ってあったと思うけど、あんなのウソだからね。スナックで会員証なんて見たことないんだから(笑)。変な人が来たら「すいません、うちは会員制なんで」って断れるってことなんですよ。スタッフを守るための手段というかね。

一度、本気で会員制にしようかと考えたこともあるんだけど、そうなったらスナックじゃなくなっちゃう。お客さんからするとハードルが高くなっちゃうでしょ。そうやって間口を広げてあるのが、俺にとってのスナックだから。

「スナック玉ちゃん」の入り口には「会員制」の文字が

「スナック玉ちゃん」の入り口には「会員制」の文字が

―― スナック玉ちゃんをオープンするにあたって、どんなお店にしたいと思っていましたか?

玉さん:やっぱり自分が客だったら行くな~ってお店が一番ですよ。拝金主義の店には行かないよね。オーナーとしては本当は金が入ってくるほうがうれしいから、お客さんからどんどん金を取っちゃえというのが商売としてはいいのかもしれないんだけど、それはやりたくない。だから甘いんだって言われることもあるんだけどね。スナック玉ちゃんは明朗会計の定額制で飲み放題、時間制限もなし。

――お客さん側からしても、何かと追加でお金をとろうとするお店からは足が遠のいてしまいますよね。

玉さん:そういえば前に京都でロケがあった後、マネージャーと2人でふらっと地元のスナックへ行ったんだよ。俺、扉を開けたらいきなり値段交渉始めちゃうからさ、まず「1人4,000円、2人で8,000円でどう?」って聞いたら、ママが「うちはダメよ、その値段じゃ……」って言うんだ。「じゃあ、1人5,000円、2人で1万円で飲ませてよ」って。そしたらママ、しばらく考えこんだあとに「分かった。間をとって1人3,000円で」って。これにはびっくりしたね! ぜんぜん間をとってないんだから!

本当に1人3,000円でやってくれたんで、こっちも最高の気分でさ、お会計で1万円置いて、「おつりはいいですよ」なんて言っちゃって。あのママはうまいよな〜! これ、チェーン店のマニュアルにはないでしょ?(笑)まぁ、俺もまだまだ勉強中ですよね。

―― このスナック玉ちゃんで、玉さんはどんなふうにお客さんと接していらっしゃるんでしょうか?

玉袋筋太郎さん

玉さん:この店における俺とお客さんの関係は、基本アウトボクシング(※1)で、たまにインファイト(※2)だと思っている。客寄せパンダの俺がいれば、お客さんとしては「あ、玉ちゃんいた!」って喜んでくれるよね。心の中では「ありがてぇな」と思いつつ、ちょっと離れた距離からクールに「どうもね」なんつって。それから何度か来てくれるようになると、当然こっちは顔を覚える。それでも、しばらくは距離感を変えず同じように接してるんだけど、ある日、ぐっと距離感を縮めるわけですよ。隣に座ってさ、「いつもありがとね〜」って。これはハートを撃ち抜くよ。スナイパーのようにさ。そしたらもう本当の常連さんになってくれるよね。って、手の内明かしちゃったけどさ(笑)。

コロナで生活様式も変わっちゃってさ。2021年は11カ月間ずっと店をお休みしていたから、「解除になってもお客さん戻ってきてくれないんじゃないかな?」って不安も、そりゃありましたよ。ただ、これが来てくれるんだよ! こりゃ〜たまんないよ。ひとりひとり抱きしめてやりたいくらい。いや、それができないご時世なんだけどね(笑)。

※1 アウトボクシング:相手からのパンチが届かない長い距離を保ちながら攻撃する機会をうかがい、チャンスの時に攻撃に転じるボクシングの戦術の一つ
※2 インファイト:アウトボクシングの対義語で、相手に接近して攻撃する戦法

―― 常連さんとの関係性がしっかり築けているんですね。実際にご自身でお店をやられてみて、新しい発見などはありましたか?

玉さん:この店では俺がパンダだからね。まずは玉袋筋太郎がやっているスナックっていうので、お客さんが来てくれる。ところが1年経ったくらいかな、ここで知り合ったお客さんたちが店で誕生日パーティーをやってるんだよ! 全っ然知らない者同士だった人たちがわーっと盛り上がっていてさ。それを見た時に俺、「やったな〜」と思ったよね。商売の喜びってこういうことなんだと教わりましたよね。そんな発見の連続ですよ。

―― 「スナック玉ちゃん」がお客さん同士をつなげる場になったわけですね。今日こうしてお店にお邪魔させてもらっているのですが、数多くのスナックを見てきた玉さんだからこその、店作りや内装へのこだわりはどんな部分でしょう?

「スナック玉ちゃん」の内装。ステージが設置されている

「スナック玉ちゃん」の内装。ステージが設置されている

玉さん:こだわりっていっても、うちは居抜きだからさ。カウンターだけの店でもよかったんだけど、ボックス席があるのが、どうもたまらなくてね。さっき言ったみたいに、お客さん同士がつながって、誕生日パーティーを開けるからね。

あ、やっぱりこだわりはこのステージかな! これだけは作ったの。最初は「こんなの作ったって、ここで歌うやついるかな?」と思いながらも、あるとかっこいいからって作ってみた。そしたらさ、み〜んなここで歌うの! このたかだか20cmの高さの台がさ、なにか浮世を忘れさせる特別な場所になっているんだよな。このステージは作ってよかったな〜と思いますね。

―― カラオケもスナックの大きな要素のひとつですもんね。

玉さん:スナックのカラオケの履歴はもはや天気図みたいなもんだから、それで潮目を見る。自分が客として行ったスナックでもチェックするけど、自分の店でも、売り上げ伝票なんかを確認したあと、必ずリモコンも見るんだよね。すると「あの人来たな。あの人も来たな」って分かっちゃう。見てよ、うちのリモコン! いいバランスでしょ?(笑)

取材に伺った日の「スナック玉ちゃん」のカラオケ履歴

取材に伺った日の「スナック玉ちゃん」のカラオケ履歴

―― 昨日の盛り上がりが感じられますね(笑)。自分が歌いたい曲を入れているというよりも、みんなで盛り上がろうという雰囲気もあって。

玉さん:カラオケ一つとってもさ、やっぱり譲り合いの精神が必要なんだよ。自分らだけで、自分らの知っている曲しか歌わねぇってのはダメ。リモコンを回していって、その場のみんなで盛り上がる。自分だけ良けりゃいいってのは、なんだか俺には寂しくてさ。

俺の夢のひとつに「キッザニア」にスナックを出すってのがあるんですよ(笑)。触れ合い、譲り合い、距離感の取り方。子どもたちがママやマスターやったりお客さんやったりしてさ、そういうのを体感的に覚えていく。いまだにそれが残っているのがスナックだからさ。

さっき、スナックはワクチンの打ち合いだって言ったけど、この世にスナックがある限り、全国各地で毎晩のようにそんなシーンが生まれてるんだと思うと、やっぱりうれしいんですよ。こんなこと、照れくさくて普段は言わねぇんだけどさ。

【お話を伺った人】

玉袋筋太郎さん

玉袋筋太郎さん

1967年生まれ。東京都新宿区出身。高校卒業後、ビートたけしに弟子入り。1987年、水道橋博士と浅草キッド結成。著書に『新宿スペースインベーダー―昭和少年凸凹伝―』『浅草キッド玉ちゃんのスナック案内』、コンビの著書に『キッドのもと』など多数。一般社団法人全日本スナック連盟会長を務め、自身がオーナーを務める「スナック玉ちゃん」の経営も行っている。

Twitter:玉袋筋太郎 (@snack_tama) | Twitter

【取材先紹介】
スナック玉ちゃん
東京都港区赤坂4-2-3 ディアシティ赤坂B1F 102号

取材・文/パリッコ
1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半よりお酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『つつまし酒 あのころ、父と食べた「銀将」のラーメン』『ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある』『晩酌わくわく!アイデアレシピ』『天国酒場』『つつまし酒 懐と心にやさしい46の飲み方』『ほろ酔い!物産館ツアーズ』『酒場っ子』『晩酌百景 11人の個性派たちが語った酒とつまみと人生』、スズキナオ氏との共著に『のみタイム』『“よむ”お酒』『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』『酒の穴』。

Twitter:パリッコ (@paricco) | Twitter

撮影/関口佳代

編集:はてな編集部