ポイントカードを作成するには? アプリなら無料で始められる

飲食店の売上安定と成長には、常連客の存在が不可欠です。しかし、新規のお客さんが再来店する比率は全体の10%程度といわれています。*1

常連客を増やすために有効な施策の1つが「ポイントカード」です。ポイントカードで来店回数に応じた特典などをお客さんに提供できれば、再来店率のアップにつながりやすくなります。

ポイントカードは紙というイメージが強いものの、アプリのポイントカードなら印刷費用がは必要ありません。アプリを活用して顧客のデータ管理やお客さんとのコミュニケーションも可能になります。

常連客の重要性とともに、ポイントカードの作成をおすすめする理由、作成に便利なアプリや始め方について紹介します。

こんな人におすすめ

  • お店の常連客を増やしたい
  • ポイントカードを導入したいと思っているけど、どうすればいいか分からない
  • コストをなるべく抑えながら集客できる施策を導入したい

常連客は飲食店にとって重要な存在

飲食店にとってなぜ常連客が重要な存在なのかを、マーケティング理論を引用しながら解説します。

1. 5%の客離れを防ぐことで、利益率が25%改善するから

引用:飲食店の今後を支える常連の作り方|LINE for Business

マーケティング理論の1つに、顧客離れを5%改善すれば利益率が25%改善されるという「5:25の法則」があります。5%のお客さんが定着すれば、お店の利益が25%上がるという理論です。

新規客を獲得するには、常連客を維持する5倍のコストが必要といわれています。

常連客がお店から離れることを防げれば、将来的に大きな利益につながります。現在は新型コロナウイルスの影響で集客が難しい状況が続いているため、常連客の存在はより重要になってきています。

2. 2回目の来店比率を高めることが重要だから

引用:飲食店の今後を支える常連の作り方|LINE for Business

前述の通り、新規顧客が再来店する比率はおよそ10%程度といわれています。3回目以降は再来店比率が高まるため、2回目の来店比率をいかに高めるかが重要です。

ポイントカードが常連客を増やすのに有効な理由

お店にとって重要な常連客を、どのように増やしていくといいのでしょうか。有効な施策の1つが、ポイントカードです。

  1.  2回目以降の来店を促しやすい
  2.  顧客データを分析することで、お店の改善に生かせる

1. 2回目以降の来店を促しやすい

前述したように、常連客になってもらうには2回目の来店が鍵です。ポイントカードはそのためのきっかけになります。

例えば、ポイントカードで来店を記録し「期間内に再来店すれば割引やプレゼントがもらえるクーポン」を用意すれば、お客さんにとって再来店のメリットがあるため、足を運んでもらいやすくなるでしょう。

クーポンによって常連客の獲得に成功した事例などは、以下の記事を参考にしてみてください。

2. 顧客データを分析することで、お店の改善に生かせる

お客さんの来店サイクルが把握できれば、事前にクーポンを送るなど来店のさらなる後押しができます。

そこで必要なのが、来店頻度などの顧客データです。

  • どれくらいの間隔でお店を訪れているのか
  • 客単価は1人あたりどれくらいか
  • 性別や年齢層などの属性に特徴はあるか

上記のようなデータがあれば、新メニュー開発などの店づくりに生かせます。

そこで有効なのが、ポイントカードです。作成の際にユーザーの情報を取得できるため、お客さんの年齢層が把握でき、来店のたびにポイントカードを提示してもらえば来店頻度が分かります。

ポイントカードは「紙(磁気カード)」で作成する印象があるかもしれませんが、最近は「アプリ」でも作成できます。アプリの場合、紙よりもコストが削減できるほか、紛失のリスクが減り、再発行の手間もかかりません。ポイントカードの劣化を防ぐこともできます。

アプリを使ったポイントカードの作成については、以下の記事も参考にしてみてください。

共通カード・独自カード・アプリのポイントカードの比較

ポイントカードにもさまざまな種類があり、主なものとして「共通ポイントカード(紙・磁気カード)」「店舗独自のポイントカード(紙・磁気カード)」「アプリで作成できるポイントカード」の3つが挙げられます。それぞれの特徴を解説します。

  1.  共通ポイントカードは利用者が多い
  2.  店舗独自のポイントカードは自由度が高い
  3.  アプリで作成できるポイントカードは、顧客データ管理がお手軽

1.共通ポイントカードは利用者が多い 

共通ポイントカードとは、複数の提携店で共通してポイントを貯めたり利用したりできるカードです。主に楽天ポイント・Tポイント・dポイントなどが挙げられます。

共通ポイントカードは利用者が多く、ポイント利用を呼び水にして集客できるのがメリットです。一方で、サービス運営事業者へのポイント原資・手数料・加盟金の支払いや端末の導入などにコストがかかるのがデメリットといえます。

2. 店舗独自のポイントカードは自由度が高い

店舗独自のポイントカードは、お店側で特典を自由に設定できます。ただし、カードのデザインやポイントの付与方法・特典の内容など、考える内容が多いので、ハードルが高く感じる経営者もいるかもしれません。

この自由度の高さがメリットでありデメリットでもあります。

3. アプリで作成できるポイントカードは、顧客データ管理がお手軽

アプリで作成できるポイントカードのメリットは、顧客のデータ管理が手軽にできるところです。年齢・性別をはじめとする属性情報や店舗の利用データなどを分析して、お店づくりに生かせます。アプリによってはアンケートも簡単に実施できます。

ポイントカードは紙よりアプリがおすすめ。3つの理由

初めてポイントカードを作成する場合は、アプリのポイントカードがおすすめです。理由として、主に以下の3つが挙げられます。

  1.  印刷費用がかからないため、初期コストが安い
  2.  お客さんとコミュニケーションが取りやすくなる
  3.  お客さんの「ポイントカード」忘れがほぼなくなる

1. 印刷費用がかからないため、初期コストが安い

紙のポイントカードを作成するには、デザイン費用や印刷費用がかかります。

デザイン費用(両面) 2〜3万円
印刷費用(両面カラー) 100枚:2〜3,000円
500枚:5〜8,000円

※おなじみ編集部調べ

「まずは300枚作ろう」と考えた場合、4万円程度の費用が発生します。

一方で、アプリのポイントカードには無料で利用できるものもあるため、コストが安くなります。

2. お客さんとコミュニケーションが取りやすくなる

総務省が公開した『情報通信白書』令和3年版によれば、全世帯の8割以上がスマートフォンを持っているという調査結果があります。これは大きな顧客接点です。

多くのポイントカードアプリには、プッシュ通知やチャット機能、予約機能があります。定期的にプッシュ通知をすることで、お客さんにお店のことを思い出してもらいやすくなります。

また、チャット機能を使ってお客さんに連絡できるほか、アプリを通して予約を受け付けられれば来店機会も得やすくなります。

3. お客さんの「ポイントカード忘れ」がほぼなくなる

紙のポイントカードは、お客さんが持ってくることを忘れてしまう可能性があります。これによってポイントが付与できない場合、お客さんにマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。

アプリのポイントカードであれば、スマホにインストールされているので、忘れることはありません。スマホを忘れたとしても、データベースにポイントを付けるなど対応が簡単です。

さらに、既存のポイントカードアプリを利用すれば、お客さんへの案内が容易になり、登録の手間も少なくなるのでおすすめです。

アプリでポイントカードを作成するには?

アプリのポイントカードは、どのようなものを選ぶといいでしょうか。3つの方法を紹介します。

  1.  自社で開発する
  2.  アプリの制作会社に依頼する
  3.  企業が提供しているアプリを利用する

1. 自社で開発する

1つ目は、自社でポイントカードアプリをゼロから開発する方法です。

自社で開発するので自由度は高いですが、開発・ランニングコストがかかります。また、ダウンロードの導線、不具合時のメンテナンスなど、全て店舗で検討しなければなりません。そもそも自社にエンジニアがいなければ実装することは難しいでしょう。

2. アプリの制作会社に依頼する

2つ目は、アプリの制作会社に依頼する方法です。ポイントカード運用に専門性のある会社ならスムーズですが、数百万円単位で費用がかかる可能性があります。ランニングコストが発生したり、仕様変更のたびに金額がかかったりする場合があるので、事前の下調べが重要です。

3. 企業が提供しているアプリを利用する

一番おすすめなのが、企業が提供するアプリを利用する方法です。無料で始められることが多く、不具合もアプリの提供会社が対応してくれるため、お店の経営に注力できます。

その場合、アプリの利用者数が多く、お客さんにとってもなじみがあるサービスであれば、利用してもらえるハードルが下がるメリットもあります。

ポイントカードアプリの比較

ポイントカード機能を提供している、代表的なアプリを比較してみましょう。

プッシュ通知やクーポン発行はほとんどのアプリで共通していますが、金額や特徴には差があります。

アプリ名 料金 代表的な特長
LINE公式アカウント 初期費用・月額費用は基本無料
(メッセージ1,000通/月まで)
・LINEコール
・チャット
・QRコード付ポスター無料作成
・リッチメニュー
GMOおみせアプリ 月額22,000円〜
3カ月無料のLightプランもあり
・ECサイト開設
・サブスクリプション機能
・ゲーム販促
P+KACHI FREE 無料プランあり
ニーズに合わせて月額9,900円〜22,000円のプラン
・iPad利用を前提に設計
・電話番号・バーコードなどからポイント発行
Stamps 要問い合わせ ・QRコードからスタンプを取得可能
・ゲーム販促
・EC連携
みせめぐ 基本無料 ・POSレジシステムメーカーが運営、POSと連携
・店舗ページの作成
・電子レシート発行

ポイントカードアプリはLINE公式アカウントがおすすめ

ポイントカードをどんなアプリで作成するか迷っている場合、LINE公式アカウントで作成するのがおすすめです。理由を詳しく見ていきましょう。

  1.  利用者数が多いので、お客さんに使ってもらいやすい
  2.  ポイントカードが簡単に作成できる
  3.  メッセージの開封率やクーポンの利用率が高い
  4.  初期費用・開設費用が無料
  5.  予約受付やコミュニケーション、顧客管理もできる

1. 利用者数が多いので、お客さんに使ってもらいやすい

LINEを利用しているユーザーは、9,200万人(2022年3月末時点)に上ります。メッセージアプリの中で圧倒的なシェアを誇り、毎日利用するユーザーも約85%と高い数値が出ています。

普段からLINEを使っているお客さんも多いと予想されるため、お店のLINE公式アカウントを友だち追加することも自然と受け入れてもらえる可能性が高いといえます。

2. ポイントカードが簡単に作成できる

LINE公式アカウントだと、ポイントカード(ショップカード)も簡単に作成できます。管理画面にログインして「ショップカード」のメニューからデザインや特典を設定すれば、すぐに利用できます。

3. メッセージの開封率やクーポンの利用率が高い

インターネット調査会社「マクロミル」の調査によると、「企業・店舗のLINE公式アカウントの発信を受けたユーザー」の71.8%が「企業からのメッセージを読んだ」と回答しています。

一方、Benchmark社による調査結果レポートによると、日本のメルマガ(メールマガジン)の平均開封率は35.59%です。業界やブランド、タイミングによる違いはあるとはいえ、LINE公式アカウントのメッセージの開封率は比較的高く、再来店を促すのに活用できるといえそうです。

4. 初期費用・開設費用が無料

LINE公式アカウントは、初期費用・開設費用がかからず、無料で始めることができます。「フリープラン」なら、お客さんへのメッセージを月に1,000通まで無料で送付できます。

有料プランとの違いは、送付できるメッセージ数。友だち数が増えてきたら月額5,000円で月15,000通まで送れる「ライトプラン」、月額15,000円で月45,000通まで送れる「スタンダードプラン」にグレードアップも可能です。

プラン名

料金

配信可能なメッセージ数

追加のメッセージ料金

フリープラン 無料 1,000通まで/月 送信不可
ライトプラン 5,000円 15,000通まで/月 5円/通
スタンダードプラン 15,000円 45,000通まで/月 〜3円/通

5. 予約受付やコミュニケーション、顧客管理もできる

LINE公式アカウントなら、チャットで予約受付できるほか、予約のリマインドも簡単に行えます。アプリから専用のポスターを無料でダウンロードできるので、お店の入り口付近に貼っておけばお客さんとのコミュニケーションにもつながります。

管理画面では、ポイントカードやポイントの利用状況などの顧客管理もリアルタイムで分析できます。

まとめ:常連客をつくるために、ポイントカードを作成してみよう

飲食店の売上には、常連客を大切にすることが重要です。

お店にもお客さんにもメリットのあるポイントカードをアプリで作成して、「何度でも来たくなる」お店を目指しましょう。

おすすめなのが、無料でポイントカードを作成できるLINE公式アカウントです。ポイントカード機能「ショップカード」が利用できるほか、クーポンの配布や予約受付も簡単に行なえます。

お客さんとのつながりを保つために、LINE公式アカウントをチェックしてみましょう。

 


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*1:中村仁『外食逆襲論』(幻冬舎)144pより。株式会社トレタ予約分析データ10,299,537件/対象予約期間:2014年4月3日~2017年3月31日、各店舗利用開始日から6カ月以内の予約は除く