飲食店のSNS活用ガイド|4大SNSの特徴と成功のための7つのポイント

飲食店の女性店員が、お店の宣伝などにどのSNSを活用するか悩んでいるイラスト

スマートフォンの普及を背景に、近年SNSで飲食店を探す人は増えています。飲食店の予約・顧客管理システムを提供する株式会社TableCheckが発表した「第2回グルメサイト意識調査」によると、19.7%が「飲食店の検索にSNSを利用している」と回答しています。(複数回答可・※テーブルチェック調べ)

SNSは、基本的に無料でお店の宣伝ができるため、導入しやすいツールです。しかし、運用の目的を明確化し、お店との相性が良いSNSを選択しなければ、なかなか成果を感じられないことがあります。

本記事では、SNSを活用したい飲食店の方に向け、導入ガイドとして以下の順で解説していきます。

  • SNSの活用が飲食店にもたらす効果
  • 主要SNSの特徴と活用術
  • 運用の際におさえておきたいポイント

こんな人におすすめ

  • SNSを開設するかどうかを迷っている
  • どのSNSが良いか分からない
  • 何を投稿していくべきかアイデアが湧かない

SNSの活用が飲食店にもたらす5つの効果

SNSを活用する前に、まずは「SNSを利用して何を達成したいか」を整理しましょう。期待する効果によって、相性の良いSNSが変わってくるためです。

SNSの活用で期待できる効果は5つあります。

1. 店舗の宣伝につながる

SNSで情報を発信すると、既存のお客さんが投稿を拡散してくれたり、拡散された投稿を目にしたユーザーがお店に興味を持って来店してくれたりする可能性があります。SNSの強みは、アプローチできる層の厚さです。

店舗の宣伝ができるWebサービスとして、グルメサイトやホームページもありますが、基本的にグルメサイトは飲食店を探している人、ホームページはお店に興味を持っている人が閲覧することがほとんどです。

一方、SNSの場合、飲食店を探していなくても、フォローしている人のおすすめやSNSのアルゴリズムによって表示されたお店の情報を目にする機会があります。

お店の投稿を目にした既存のお客さんが拡散するだけでなく、お店の感想を投稿してくれることもあるでしょう。

SNSは、自発的に調べなければたどり着けないホームページやグルメサイトに比べてアプローチできるユーザー数が多く、お客さんの影響力を借りて宣伝できる点に魅力があります。

ほかの集客手段がうまくいっていない、新たな方法を取り入れたい飲食店におすすめの方法です。

2. お客さんとコミュニケーションがとれる

SNSを運用することで、お客さんの投稿に対してリアクションしたり、ダイレクトメッセージで問い合わせを受け付けたりと、コミュニケーションの機会をつくれます。

好意的な投稿内容であればお礼や再来店を促す返信をし、批判的な内容の場合は謝罪と改善の意思を返信すると、お客さんとの良好な関係性を築けるでしょう。コメントの対応を見た別のユーザーがお店に好感を持つ可能性もあります。

また、お客さんと交流することは、お店のサービスを改善したり、アピールできる強みを見つけたりと、客観的な目線でフィードバックを受ける機会になります。例えば、ダイレクトメッセージで「テイクアウトはやっていませんか?」「営業時間は何時までですか?」といった問い合わせが多ければ、テイクアウトを始めたり、営業時間の情報をプロフィールに追加したりと、お客さんにとって利用しやすいお店づくりができます。

3. 店舗情報をリアルタイムで更新できる

SNSの操作画面はシンプルなものが多いため、店舗のホームページやグルメ情報サイトでは難しい即時の情報発信が可能です。

例えば「主力メニューの売り切れ」や「臨時休業」などの情報は、しっかり伝わっていないと、せっかく店舗まで来たお客さんの満足度を下げてしまいます。

ホームページやグルメサイトなどでも情報の更新は可能ですが、SNSは発信した時間が分かりやすいため、お客さんがリアルタイムの情報だと判断しやすい点がメリットです。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、営業時間短縮や客数制限の対応をしている飲食店も少なくありません。お客さんに「せっかく行っても営業していなかったら嫌だから行かない」「行ったのにやっていなかった」と思わせないためにも、SNSを活用するのが有効です。

4. トレンドやお客さんの好みをリサーチできる

SNSでつながりを持てば、お客さんの投稿のほか、「いいね」やコメントしている投稿、フォローしているアカウントを閲覧できます。「お客さんが何に興味を持っているのか」「フォローしている競合店はどのような投稿を行っているのか」など、他店舗の情報を閲覧することで競合のリサーチに役立ちます。

SNSを利用していない場合、お客さんの好みを知る機会は、基本的に店頭での会話などに限られます。SNSを活用すれば、新しいメニューやイベント、キャンペーンのアイデアを得られることもあります。

5. 無料のホームページとして活用できる

SNSは、広告の運用や特別な外部ツールを使わない限り、基本的に無料で運用できます。デザインに柔軟性はありませんが、お店のメニューや外観の画像を投稿できるため、ホームページのようにお店の情報を掲載するツールとしても活用可能です。

多くのホームページは、お客さんにお店の情報を伝えるためにあります。そのため、SNSやグルメサイトで十分な情報が掲載できていれば、サーバー代などの定額コストが発生するホームページを開設する必要はありません。

現在、ホームページを持っているものの更新に手間がかかって活用できていない場合、SNSに情報を移管していくのもおすすめです。

飲食店の集客に効果がある4つのSNS

自店舗で期待している効果と、SNSの特徴を照らし合わせてみましょう。以下に、各SNSと推奨ケースをまとめています。

SNS 推奨ケース

Twitter

・店舗情報の更新に使いたい
・積極的にコミュニケーションを取りたい

Instagram

・画像を中心に投稿したい
・お店のメニューや外観にこだわっている

Facebook

・掲載情報や投稿内容を充実させたい
・ビジネスでの利用客が多いお店である
・地域密着型のお店である

LINE公式アカウント

・お客さんと継続的にコミュニケーションを取りたい
・ポイントカードを作りたい
・クーポンを発行したい

それぞれのSNSにおいて「利用者層」「機能面の特徴」「活用術」に分けて解説します。

1. Twitter

Twitterは、日本での月間利用者数が4,500万人を超えているSNSです(2017年10月時点)。掲載できる情報の自由度は低いものの、高い拡散力と、情報のリアルタイム性が魅力です。

利用者数

4,500万人

メインの利用者層

20代

拡散力

高い(「いいね」「RT」機能)

掲載できる情報の自由度

低い(テキスト:140文字 / 画像:4枚 / 動画:140秒)

利用者層

総務省が発表している「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、Twitterの利用者層は20代が最も多く、利用率は79.8%です。

Twitterの利用率について、世代別と性別で調査した結果をグラフで表した図

10代、30代、40代でも高い利用率となっており若年層を中心に利用率が高いツールと言えるでしょう。

機能面の特徴
  • 拡散につながる機能が多い
  • 投稿できる文字数や画像枚数が少ない
  • 最新の情報を求めて利用するユーザーが多い

Twitterの強みは拡散力の高さです。他者の投稿を自分のフォロワーのタイムライン上に表示させる「リツイート機能」により、つながりのないユーザーにも投稿が届く可能性があります。

Twitterの画面を再現したイラスト

多くのユーザーに拡散されている投稿は「バズる」と呼ばれ、中には数千や数万のリツイートがつく投稿もあります。

なお、Twitterの特徴は投稿できる文字数や画像枚数の制限が比較的少なく設定されている点です。テキストは140文字、画像は4枚、動画は140秒まで投稿できます。

情報が絞られる分、手軽に投稿できるため、リアルタイムの情報が重視される傾向があります。マイボイスコム株式会社の「Twitterの利用に関するアンケート調査」でも、Twitterの利用目的で最も多いのは「最新情報、リアルタイムでの情報収集」(49.3%)という結果が出ています。

Twitterの活用術

Twitterは「拡散力」と「情報の最新性」という特徴があることから、以下の投稿に向いています。

  • 「面白い」「かわいい」「美しい」といった感情に訴えるコンテンツ
  • 「他の人に教えたい」と感じるお得情報やお役立ち情報
  • 営業時間や空席状況などお店の最新情報

上記を意識しながら投稿し、フォロワーが集まってきたら、キャンペーンの告知に活用するのもおすすめです。リツイートを条件にして値引きやプレゼントを行えば、参加人数が増えるごとにさらに投稿が広がっていきます。

2. Instagram

Instagramは、日本国内で3,300万人が利用しているSNSです(2019年6月時点)。サービス開始は2010年、日本語対応は2014年と後発のSNSサービスですが、若い世代を中心にシェアを伸ばしています。

画像が大きく表示されるインターフェースの特徴から、ファッションやグルメなど視覚の要素が重要なコンテンツの配信に使われています。

利用者数

3,300万人

メインの利用者層

10代・20代

拡散力

低い(ハッシュタグ・ストーリーズ機能)

掲載できる情報の自由度

やや高い(テキスト:2,200文字 / 画像:10枚 / 動画:60秒)

利用者層

Instagramの利用者層は、10代(69.0%)・20代(68.1%)と、若い年代が多く利用しています。

Instagramの利用率について、世代別と性別で調査した結果をグラフで表した図

参考:令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

さらにユーザーの属性を見てみると、男性が35.3%に対し、女性は49.4%と、女性の利用割合が高いのも特徴です。若い女性に向けた配信に向いているSNSと言えます。

機能面の特徴
  • 画像がメインに表示され、テキストは詳細を見ないと表示されない
  • ハッシュタグによる検索が主流
  • 投稿をシェアする方法は少ない

Instagramの大きな特徴は、投稿のメインがテキストではなく画像であることです。ユーザーのフィード(アプリを開いた時に表示されるTOP画面)には、最新の投稿やおすすめの投稿として画像が大きく表示されます。

Instagramの画面を再現したイラスト

テキストは2,200文字まで記載できるものの、デフォルトでは一部しか表示されず、全文を読むには画像下の「続きを読む」をタップする必要があります。

画像は10枚まで投稿できるため、Twitterに比べると視覚的な情報を伝達するのに適しています。

一方で、Instagramの場合、ユーザーが投稿を拡散する手段が、投稿から24時間で消える「ストーリーズ」という機能を使う方法しかありません。Twitterに比べると、ユーザーによる拡散力は低いといえます。

Instagramの活用術

Instagramは画像がメインになるため、クオリティーにこだわりましょう。メニューの写真を撮る際は文字がしっかり読めるか確認し、料理の写真は光加減や画角を調整して魅力的に見えるように工夫するのがおすすめです。

投稿する写真の撮影方法については「料理写真は『光』と『ズーム』!フードフォトのプロが教えるスマホ撮影術」でも解説しています。

プロフィールページには、投稿した画像が並んで表示されるため、全体の画像のトーンをそろえてお店のコンセプトや雰囲気を表現することも重要です。

また、InstagramはTwitterとは異なり、テキストでの検索機能はなく「ハッシュタグ」を用いた検索が主流です。例えば「#新宿カフェ」で検索すると、そのハッシュタグが付けられた投稿が表示されるので、投稿の際は見込み顧客が調べそうなタグを設定しましょう。

【ハッシュタグの例】

  • #地域名+営業形態(ランチなど)
  • #メニュー名(オムライスなど)
  • #利用目的(デート・飲み会など)

3. Facebook

Facebookの月間アクティブ利用者数は2,600万人です(2019年7月時点)。サービス開始時期は2004年と、TwitterやInstagramに比べて古く、2008年から日本語に対応しています。

基本的に実名制であり、まだフォローしていないユーザーをおすすめする機能があることから、地元の友人やビジネス上での仲間など、特定のコミュニティーで活用されている傾向のあるSNSです。

利用者数

2,600万人

メインの利用者層

30代・40代

拡散力

やや低い(シェア機能)

掲載できる情報の自由度

高い(テキスト:60,000文字 / 画像:80枚 / 動画:240分)

利用者層

Facebookは主に、30代・40代が利用しています。他のSNSと比べると、利用者の年齢層が高いのが特徴です。

Facebookの利用率について、世代別と性別で調査した結果をグラフで表した図

機能面の特徴
  • 登録できるプロフィール項目が多い
  • SNS上だけでなく、リアルなつながりを持っているケースが多い
  • 投稿の自由度が高い

Facebookは実名登録が推奨されていることや「知り合いかも」機能があることから、フォロワー同士がリアルでも接点を持っているケースが多い傾向にあります。「知り合いかも」はおすすめのユーザーを紹介する機能で、以下の基準をもとにしています。

  • 共通の友人がいる
  • 同じFacebookグループに参加している・または同じ写真にタグ付けされている
  • 同じネットワーク(学校、大学、職場など)に所属している
  • アップロードした連絡先に登録されている

プロフィールには出身校や在籍している会社なども登録できます。既存のお客さんが投稿を拡散したり、お店の情報を投稿したりした場合、店舗の場所と活動圏の近い人が見る可能性が高いと言えるでしょう。

Facebookの画面を再現したイラスト

また、Facebookは投稿の自由度が非常に高く、テキストは最大60,000文字、画像は最大80枚まで掲載できるのも特徴です。クーポンの配布機能もあります。

Facebookの活用術

Facebookはシェア機能があるものの、実名制であることから、Twitterのように拡散が盛んではありません。したがって、Facebookでは自由度の高い投稿ができる特徴を活用して、狭く深く情報を発信していく運用が重要です。

テキストや画像、動画を用いて、新メニューやキャンペーンの情報などをしっかりPRしていきましょう。投稿できる内容が充実していることから、ホームページのような役割をもたせたい場合に適しています。

なかなかフォロワーが増えない際は、地域や年齡を絞って投稿を表示させる広告機能を利用してもよいでしょう。プロフィール項目を細かく登録しているユーザーが多いFacebookだからこそ、精度の高いターゲティングが可能です。

4. LINE(LINE公式アカウント)

LINEは多くのユーザーが利用しているコミュニケーションアプリで、ビジネス目的で活用できるサービスとして、LINE公式アカウントを提供しています。

LINE公式アカウントを開設すると、友だち追加をしてくれたお客さんに向けてメッセージ配信をはじめとする機能でコミュニケーションがとれるようになるため、リピーター向けのSNSとしておすすめです。

利用者数

8,900万人

メインの利用者層

全年齢

拡散力

低い(シェア機能なし)

掲載できる情報の自由度

やや高い(テキスト:500文字 / 画像:50枚 / 動画:5分)

利用者層

LINEの月間アクティブユーザー数は8,900万人(2021年9月時点)と非常に多く、連絡手段としてインフラに近い役割を果たしています。総務省が発表している「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、全年代の利用率は平均90.3%です。

LINEの利用率について、世代別と性別で調査した結果をグラフで表した図

老若男女が幅広く利用しているため、来店客の年齢層を問わず導入できるでしょう。

機能面の特徴

LINE公式アカウントは、友だち追加したユーザーに対してコミュニケーションを取ることに長けているため、拡散力はありません。

一方、コミュニケーションやサービス利用、来店を促すために使える機能は充実しており、例として以下が挙げられます。

  • メッセージの送付
  • 自動応答メッセージの設定
  • ポイントカードの発行・運用
  • クーポンの発行・配布
  • アンケートの送付

トーク画面では、テキストやスタンプ、画像や動画、音声メッセージに加え、クーポンやアンケートも送付できます。クーポンを配ったり、アンケートに答えてもらったりするためには、通常、お店に来てもらわなければ実現できません。しかし、LINE公式アカウントを使えば、ブロックされない限りどこにいてもお客さんと接点が持てます。

LINEの画面を再現したイラスト

また、お客さんがお店に来店したときにQRコードを読み取ってもらうことで、ポイントが付与・管理ができるポイントカード(ショップカード)機能も活用できます。

LINE公式アカウントの活用術

LINE公式アカウントは、お客さんに対して1対1のチャットやメッセージの一斉配信ができることから、リピーター化やファン化させるツールとして優れています。

一度来店したお客さんに友だち追加を促し、継続的な関係性がつくれるようにしましょう。友だち追加をした後は、以下のフローで運用できるのが理想です。

  1. ほかのSNSでの交流や来店をきっかけにして友だち追加をしてもらう
  2. 付随してショップカード(ポイントカード)にポイントを付与する
  3. 定期的にクーポンやキャンペーン告知などを配信する
  4. メッセージやポイントカードの特典をきっかけにして再来店してもらう

上記のように、LINE公式アカウントは既存顧客と接点を維持するためのサービスであり、来店時やほかのSNS上で友だち追加を促すことが重要です。例えば、日本酒専門店「KURAND SAKE MARKET 新宿店」では、SNSでLINE公式アカウントの存在を告知したところ、大きく拡散され、友だち数が500人以上増加しました。

さらに、LINE公式アカウントからホームページ経由で予約できる導線を設置したことで、月間100人以上の予約を獲得しています。新規のお客さんもターゲットになるTwitterやInstagramとは切り分けて考え、併用していくのがおすすめです。

>>LINE公式アカウントを見てみる

5. TikTok

TIkTokはショート動画の投稿ができるSNSなので、伸びるチーズやふわとろオムライスなど、動画でユーザーを引きつけるメニューがある場合は利用を検討してもよいでしょう。

日本では2017年より提供開始した新しいサービスのため、まだまだ利用者数は少なめです。

利用者数

950万人 ※2019年1月ByteDance日本法人発表

メインの利用者層

10代~40代

拡散力

低い(TikTok内への拡散機能なし)

掲載できる情報の自由度

低い(テキスト:500文字 / 動画:3分)

利用者層

TikTokは10代を中心に使われているSNSです。10代が57.7%、20代が28.6%である一方、30代からは16%程度と利用率が落ち込みます。

TikTokの利用率について、世代別と性別で調査した結果をグラフで表した図

機能面の特徴

TikTokは3分以内のショートムービーを投稿・閲覧できるサービスです。動画時間が短く、シンプルな操作性というのが特徴で、アプリ内の加工機能を使って手軽に動画をアップロードできます。

ショートムービーが投稿されることから、ユーザーは隙間時間に利用していると考えられます。また、検索して動画を見るより、おすすめされた動画をそのまま閲覧する傾向があります。

TikTokの活用術

TikTokは動画の視聴維持率や反応率が高いと、アルゴリズムによっておすすめされやすくなるため、反応されやすい動画を投稿していくことが重要です。ついつい目に留めてしまうような、インパクトのあるコンテンツを考えてみましょう。

どのような投稿をすればよいか悩んだら、ほかのSNSで反応があった動画を投稿してみるのもおすすめです。

飲食店がSNS集客を成功に導く7つのコツ

SNSの運用は集客に効果的ですが、目的や運用方法を明確にしないままアカウントを作成してもあまり効果が得られない可能性があります。しっかりと運用のコツを把握して、成功のイメージを掴むことが大切です。

1. 定期的に更新する

更新が止まっているアカウントはフォロワーが伸びず、集客力にも期待できません。「フォローしても、SNSの特徴である最新の情報が手に入らない」と考えられてしまうからです。SNSは定期的に更新して、アクティブなアカウントであることをユーザーに認識させる必要があります。

また、定期的な更新は、新たなフォロワー獲得だけでなく、お客さんにお店の存在を思い出してもらう意味でも重要です。お店の存在を思い出して記憶してもらうために、なるべく2日に1回程度を目安に投稿を続けていきましょう。

ただし、継続していくことが大事なので、スケジュール的に厳しいようであれば、最初は3日に1回や1週間に1回の投稿でも問題ありません。まずは習慣化できるように、「思いついたら投稿しよう」ではなく、スケジュールを組んで投稿しましょう。

例えば、「月曜日に投稿用の写真を撮影して内容を考え、火曜日と金曜日に投稿する」といったイメージです。スケジュールを決めることで、店頭に立ちながら投稿のネタを考える癖が身につきます。

2. 運用成果を計測する

SNSを運用しても、集客や売上増加に効果があるかどうかが分からない状態では、投稿のモチベーションが保てなくなってしまいます。定期的に運用の成果が見えるよう、データを収集しましょう。

例えば「SNSの投稿を見せると◯円割引」というクーポンを掲載し、利用数を計測することで、どれくらいの人がSNSから店舗に来ているのかが分かります。また、アンケートで「来店のきっかけはなんですか」といった設問を設けて、聞いてみるのもおすすめです。

LINE公式アカウントの場合、店頭で友だち追加をしてもらえば、アンケートの送付や傾向の分析ができます。また、ポイントカード(ショップカード)やクーポンに関しても使用率や発行数などを管理画面から確認できます。

SNSをきっかけにした来店数が少ないのであれば、「投稿頻度を増やす」「広告を出稿する」「クーポンを配信する」など、今後の運用方針の改善につながるでしょう。

3. ユーザーと積極的に交流する

SNSアカウントの投稿やコメントに反応してくれたユーザーとは、積極的に交流してみるのもいいでしょう。人には「返報性の法則」という、何か施しを受けたらお返しをしたくなる性質があります。

例えば、Twitterでお店の感想をつぶやいたユーザーの投稿をリツイートしたり、感謝のコメントを残したりすると、お店に好感を持って「また行こう」「また投稿しよう」と思ってくれるかもしれません。

一方的に投稿するだけではなく、SNS利用者とやり取りをすることで、運用を楽しむことも継続の秘訣です。

4. まずはひとつのSNSに絞る or 役割分担を明確にする

まずは自店舗にとって相性が良いと思われるSNSを決めて、コツコツ継続することを心がけましょう。複数のSNSを始めると、投稿の負担が大きくなり、続かなくなるかもしれないためです。

また、SNSへ投稿したコンテンツは店舗の貴重な資産です。コンテンツをなるべく集約させることで、見ればお店の情報が分かるホームページのような役割をもたせることができます。

複数のSNSを利用する際は、「メニューや料理など視覚的な要素が大切な投稿はInstagram」「営業時間や空席情報はTwitter」など、SNSごとの役割分担を明確にしてみてください。更新の目的がはっきりするため、継続しやすいでしょう。

ただし、LINE公式アカウントは、TwitterやFacebook、Instagramと機能やターゲットが大きく異なるため、他のSNSと併用して利用することをおすすめします。新規のお客さんを呼び込むためにTwitterやInstagramを活用し、一度来店したお客さんとのコミュニケーションにLINE公式アカウントを使いましょう。

SNS運用のコツは「【行動科学×習慣】SNS更新は4回目ごとに〇〇を⁉︎ 継続の秘策とは? 」でも紹介しています。

5. ファンづくりにつながる投稿を意識する

飲食店のSNS運用において、目指すべき成果は「ファン作り」です。ファンとは、飲食店にとってうれしいアクションを起こしてくれるユーザーを指します。例えば、来店したり、お店の評判を投稿したりといったアクションが挙げられます。

ファンは、店主の人柄や飲食店のメニューや内装といったものが形成する「お店の雰囲気」に対してつきます。このようなお店の雰囲気は「コンセプト」と表現されます。

したがって、SNSの投稿で「統一されたコンセプト」を感じさせることが重要です。例えば、「コーヒー好きの店主が『朝に落ち着いて飲みたいコーヒー』を提供します」といったコンセプトのカフェがあるとします。

コンセプトに沿って毎朝8時に「今日のおすすめコーヒー」というテーマで投稿すれば、ユーザーから「自分も飲みたい」「理想の朝だ」といった共感が得られるかもしれません。

投稿に共感したユーザーはファンになりやすいので、コンセプトに沿った運用を意識するといいでしょう。

6. 炎上リスクに注意する

SNSは気軽に投稿できるがゆえに、悪意のなかった投稿でも批判を浴びる「炎上」が起きてしまう可能性があります。お店にとって悪いイメージがついてしまうため、炎上リスクには注意が必要です。

具体的に注意すべきなのは次の3点です。

他人を批判する投稿はしない
個人情報の管理に気をつける
センシティブなジャンルについて発信しない

特に、意図していなかった情報漏えいには注意が必要です。投稿する写真に、お客さんやお客さんの情報などが記載されたリストが写ってしまうことがないように気をつけましょう。お客さんが写っている写真を投稿する際は必ず許可をとり、不快な思いや不安を抱かせないようにしてください。

また、性別や政治、宗教など多様な考え方が存在するトピックについては触れないことをおすすめします。悪意がなくても思わぬ批判を生んでしまうかもしれないためです。

7. 店舗内にSNSを紹介するポップを置く

SNS上だけでなく、店舗でもフォロワー獲得を行いましょう。店舗内にSNSを紹介するポップを置いて、フォローや友だち追加を促すのもいいでしょう。

SNSで接点を持つことで、お客さんにお店の存在を思い出してもらうきっかけがつくれます。その際はただ「フォローをお願いします」と書くのではなく、「フォローで◯円割引」「お得な情報配信中」など、お客さんがフォローするメリットを提示してみると、フォロー率や友だち追加率が上がるかもしれません。

まとめ:SNS運用を習慣化して集客や再来店につなげよう

SNSは集客やお客さんとの関係性構築に有効な手段です。自店舗に合ったSNSを決めて、まずは以下のポイントをもとに運用を始めてみましょう。

  • 定期的に更新する
  • 運用成果を計測する
  • ユーザーと積極的に交流する
  • まずはひとつのSNSに絞る or 役割分担を明確にする
  • 店舗内にSNSを紹介するポップを置く

TwitterやInstagram、Facebookのいずれかを新規のお客さん向けの集客メディアやホームページとして活用し、店頭に来たお客さんにはLINE公式アカウントを紹介しましょう。

一度友だちになれば、ポイントカードを発行してポイントを付けたり、クーポンを配布したり、再来店のきっかけづくりとして役立ちます。


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▶詳しくはこちら

 

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