【例文あり】再来店に効果がある「DM」の送り方 | ポイントは配信方法とクーポン

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DM(ダイレクトメール)とは、新しいメニューやキャンペーンなど、お店に関する情報をハガキやメール、SNSなどで送る集客方法です。しばらくお店に足を運んでいないお客さん、一度だけ来店したお客さんが再来店するきっかけをつくることができます。

DMを送るには住所やメールアドレスなどの情報が必要ですが、飲食店は複数人利用が多く、お客さんの情報を入手する機会も少ないのが現状です。

そこで、顧客情報の入手ハードルや手軽さという観点を踏まえ、おすすめの配信方法とともにDMで効果を出すためのポイントDM配信によって成功している飲食店の事例も紹介します。

こんな人におすすめ

  • DMで使える文章を知りたい
  • 効果が出やすい方法(内容や送り方など)を知りたい
  • DMで集客が成功している事例を知りたい

そもそもDM送付に効果はあるのか?

そもそも、DMがきっかけとなって、お客さんはお店に来店しているのでしょうか。

日本ダイレクトメール協会の調査によると、自分宛に届いたDMの開封率は74%という結果になっています。また、DMを受け取った人のうち、ネットでお店のことを調べたり来店したりするなど、具体的な行動を起こした人は全体の16.3%(行動喚起率)でした。DMはお客さんに来店を促す施策として効果があることが分かります。

しかし、DMを送るためにはコストがかかります。せっかく送っても赤字を生み出し続けている場合は本末転倒といえるでしょう。

黒字になっているかどうかを判断するためには、以下の計算式が有効です。

(行動喚起率 × 送付数 × 平均客単価 × 利益率)-(DM送付にかかった費用)

例えば、平均客単価が1,000円で粗利単価が400円、利益率が40%という飲食店があります。

この飲食店が、届いてから1カ月間有効のクーポンをつけたDMを2,000通作成し、印刷・郵送に20万円かかったとします。1カ月後に、お店に持ってきたクーポンの数を集計すると700枚あったと想定すると、行動喚起率は以下の通り35%です。

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以上の結果を、上記の計算式に当てはめた結果は以下の通りです。

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黒字になっているため、DMは効果があったと判断できます。

【おすすめ順】飲食店のDM配信方法

DMにはハガキやメール以外にも、さまざまな配信方法があります。ここでは、顧客リストの作成が手軽で、効率よく飲食店のDMが配信できる順に紹介します。自店に合った配信方法を選んで配信するようにしましょう。

  1. LINE公式アカウント
  2. メール
  3. 郵便・チラシ
  4. SNS

各配信方法は次の6つの観点から比較していきます。

【1】情報の取得のしやすさ
【2】コスト
【3】手間
【4】開封率
【5】お客さん一人一人に向けたアプローチのしやすさ
【6】効果検証のしやすさ

1. LINE公式アカウント【おすすめ:お客さんの年齢層が広いお店】

コストや手間をなるべく抑えつつ、DMを配信したい場合はLINE公式アカウントがおすすめです。顧客情報の取得に時間がかからないため、お客さんの滞在時間が短い店舗でも簡単に情報を取得できます。

また、LINEの利用者の年齢層は幅広いため、どんな店舗でも対応できます。

【1】情報取得のしやすさ

LINE公式アカウントは、自店のアカウントのQRコードをお客さんに読み取ってもらうだけで友だち追加が可能で、専用の管理画面からいつでも情報が発信できるようになります。

従来は、顧客リストを作成するために「アンケートを取る」「会員証を作ってもらう」といった施策が必要になりますが、LINE公式アカウントの場合、お客さんの手間や店舗側の負担が少ない方法で情報が取得できます。

LINE公式アカウント利用に関する意識調査によれば、約2人に1人が「LINE公式アカウントと友だち登録」していることが分かっています。また、3人に2人が「チャットで質問や相談をしたい(したことがある)」と回答するなど、ユーザーの利用意向も高い傾向にあります。

【2】コスト

他の配信方法と比べても、圧倒的にコストが低いのがLINE公式アカウントのメリットです。LINE公式アカウントでは、月間1,000通まで無料でメッセージ配信が可能で、その他の機能も全て無料で活用することができます。

例えば、友だちが100人の場合、一斉配信のメッセージを月に10通まで送ることができます。友だち数が500人を越えるような場合は、月15,000通まで配信可能なライトプラン(月額5,000円)への切り替えを検討する必要が出てきます。

プラン名

料金

配信可能なメッセージ数

追加のメッセージ料金

フリープラン 無料 1,000通まで/月 送信不可
ライトプラン 5,000円 15,000通まで/月 5円/通
スタンダードプラン 15,000円 45,000通まで/月 〜3円/通
【3】手間

LINE公式アカウントでは、手間をかけずにDM配信が可能です。紙媒体などでDMを配信する場合はデザイン、印刷、配送など細かく工程が分かれます。

しかし、LINE公式アカウントでは、DMの配信内容から配信日時の設定まで全て管理画面で完結します。パソコンだけでなくアプリからも配信設定が可能なため、どこでも簡単に配信ができるのも利点です。

【4】開封率

LINEの最大の特徴の一つは、メッセージの開封率が高いことです。LINEの調査によれば71.8%が「店舗から届いたメッセージを読んだ」と回答しています。開封率が高い理由は「見る頻度の高さ」と「プッシュ通知機能」にあります。

アイブリッジ株式会社の調査によると、1日のLINEのチェック回数は、どの年代の人でも「1〜5回」が最も多い回答でした。

さらに、トッパン・フォームズの調査によると、集合住宅で郵便受けを毎日確認する人は約8割程度で、残り約2割の人は毎日確認していないことがわかっています。以上の結果から、LINEをチェックする頻度は郵便受けをチェックする頻度よりも多いと考えられるでしょう。

開封率の底上げに関係していると思われるのは、プッシュ通知機能です。メッセージが届くと、お知らせがスマートフォンで通知されるため、メッセージに気づきやすくなります。

【5】お客さん一人一人に向けたアプローチのしやすさ

LINE公式アカウントでは、友だち追加された期間や地域、性別や年齢などで配信対象を指定することができます。つまり、お客さんの属性に合わせた配信がしやすいということです。ほかのSNSでもDM配信はできますが、細かいセグメント分けができるのがLINE公式アカウントの最大の特徴です。

例えば「友だちになって◯日以内の人にだけ再来店を促すクーポンを送る」など、相手に合わせたメッセージを送れます。また、チャットが可能なお客さんには、こちらで「リピーター」「初回来店のみ」など任意のタグを設定してグループ分けし、それぞれのグループに合ったメッセージ配信を行うこともできます。

また、チャットでは対応履歴を管理画面のメモに残しておくことができます。履歴を蓄積しておくことで、お客さんのパーソナルな情報がたまっていき、一人一人のお客さんに合わせた情報発信が可能になるのです。

【6】効果検証のしやすさ

LINE公式アカウントでは、送ったメッセージの開封率やクーポンの利用率を検証できます。

「どんな内容のクーポンだと利用率が高くなっているか」「何時に送ったメッセージが最も開封率が高いか」などが分かれば、次回以降のメッセージ・クーポン配信を改善できるでしょう。

何度もメッセージ配信をしていくとデータが蓄積されます。よりメッセージを見てもらい、クーポンを利用してもらうための具体的な改善策が見つかりやすくなります。これらのデータは管理画面から簡単に確認可能です。

また、複数人でアカウントを管理できるため、いつでも誰でも効果を検証できます。経営者が店舗に頻繁に出入りできない場合でも、管理画面からすぐに効果を確認できるのはメリットだといえるでしょう。

2. メール【おすすめ:ビジネス街にあるお店】

メールは、比較的コストがかからない配信方法の一つですが、メールを普段使わないお客さんやメールアドレスを持っていないお客さんには送れません。ビジネス街にある店舗など、メールを普段から見る習慣があるお客さんが多い店舗にはおすすめです。

【1】情報の取得のしやすさ

メールを配信する場合は、お客さんのメールアドレスを取得する必要があります。そもそもメールをあまり使っていないお客さんも一定数いると考えられ、顧客情報の取得にはハードルがあるでしょう。

アンケートや会員証作成時にメールアドレスを取得する方法が考えられますが、人によってはアドレスが長いこともあるため、記入や入力が面倒だと感じるお客さんも多いと考えられます。また、記入してもらっても乱筆で判読できなかったり、記入漏れがあったりして届けられないこともあります。

【2】コスト

メール配信に、コストはかかりません。

しかし、メーリングリストが大量にあり、管理しきれない場合は、メール管理ソフトの購入やメール配信会社への外注が必要になる場合もあります。相場は初期費用が10,000〜30,000円、月額費用は登録するメールアドレス数によりますが、低価なもので2,000〜3,000円ほどです。

【3】手間

メーリングリストを編集するのに、一定の手間がかかります。

また、メールの受け手がどんな端末でメールを見るのか分かりません。HTML形式(文字のレイアウトや大きさ、背景色などを変えられるもの)でメールを作る場合は、どんな端末で見られても表示が崩れないようにするための専門的な知識が必要となります。

【4】開封率

メールの開封率は高くありません。Eメールマーケティングメディア「MarketingProfs」によると、メールによるDMの平均開封率は9.7~10%とのこと。決して高い数字とはいえないでしょう。

件名だけ見て削除してしまう人もいれば、そもそも広告関係のメールを自動で別フォルダに分けているという人もいます。アドビ システムズの調査によると、全てのメールを開封し、未読メールを「0」にする習慣がある人は51%で、残りの半数近くはメールを全てチェックしていないことが明らかになっています。

【5】お客さん一人一人に向けたアプローチのしやすさ

メールは、お客さんをセグメント分けしてアプローチすることに向いていません。お客さんの性別や年齢といった属性情報は、情報を取得する際に聞いておかなければ分かりません。店舗側が顧客情報を詳細にまとめていない限り、一人一人に合わせてアプローチすることは難しいでしょう。

また、個別に情報を配信するとなると、誰にどの情報を配信したか管理しなければならず、配信ツールを別途導入しなくてはいけません。結果、コストが発生してしまうでしょう。

【6】効果検証のしやすさ

メールでのDM送付は、効果検証がしにくいといえます。

テキストベースで送ったメールに関しては、開封率を調べられません。クーポンなどの特典をつけ、特典の使用回数で計測することはできますが、開封率までは把握できません。

HTML形式でメールを作成すれば、埋め込まれた画像が何回表示されたかを基準に開封率を計測できますが、必ずしも正確だとはいえません。受信するメールサーバー側が画像をブロックしている場合もあるためです。結果、開封したとカウントされないことになります。

そもそも、HTMLメールを拒否する設定にしている場合もあります。この場合も、未開封としてカウントされます。さらに、メールを削除するためメールをドラッグ&ドロップしている最中にプレビュー画面に画像が表示され「開封された」と誤ってカウントされることも考えられます。

その他、メールサーバーによってはウイルス検査のために事前に一度開封検査をしている場合もあるため、この場合もお客さんがメールを読んでいなくても「開封した」とカウントされてしまうケースもあります。

HTML形式のメールは作成に手間がかかることもネックです。配信ツールの利用や、外注業者に依頼することで測定できる場合がありますが、コストがかかってしまうでしょう。

3. 郵便・チラシ【おすすめ:高齢層のお客さんが多いお店】

メールやLINEを使わない高齢のお客さんが多い店舗では、チラシやハガキなどの紙媒体のDMを郵送で送るのがおすすめです。

【1】情報の取得のしやすさ

ハガキや封書、チラシなどをDMとして郵便で送る場合は、お客さんの住所・氏名を把握しておく必要があります。しかし、個人情報の管理が懸念されている現代において、住所や氏名を人に教えることに抵抗を感じる人は少なくありません。

日本経済新聞社の郵送世論調査によると、「企業に個人情報を提供したくない」という人が全体の4割に及ぶことが分かっています。郵便のための情報取得は困難であるといえるでしょう。

【2】コスト

郵便の場合、デザイン費・印刷費・郵送費にコストが大きくかかります。

まずデザイン費・印刷費はいくらくらいかかるのでしょうか。最安値は以下の通りです。

印刷物種類

デザイン費

印刷費

ハガキ(両面カラー/500部)

23,000円〜

18,000円〜

チラシ(A4両面カラー/100部)

32,000円〜

10,000円〜

※おなじみ編集部調べ

デザイン費は地域や、納期、デザイン事務所の知名度などによって変動することがあるため、金額の幅はかなり広くなっています。印刷費も、紙の種類や納期によって大きく変動します。

また、日本郵便局では広告郵便物の郵送を行っていますが、最低配送可能枚数は2,000通からで、一枚63円かかります。送る際には最低2週間前までに郵便局に申請が必要となり、配達には最低3日を要します。

郵便局以外でも配送を受託してくれる業者はいますが、かかるコストは高くなります。

【3】手間

郵便によるDMは手間がかかります。全て自分でやる場合、文章の作成だけでなく、デザインを考えたり、送り先住所のリストを作成したり、宛名の印刷をしたりと、やることは多岐にわたります。

これらの手間を省くには、代行業者を利用すると良いでしょう。文章の作成と送り先住所のリストだけこちらで用意し、代行業者にDMのデザインを作成してもらったり、宛名の印刷をしてもらったりすると、負担を軽くすることができます。

【4】開封率

郵便によるDMの特徴は、開封率が高いことです。

一般社団法人日本ダイレクトメール協会が行った調査によると、ハガキによるDMの開封率は約80%。ハガキの場合は内容が表面に出ているため、メールや封書と違って見るためのアクションが必要ありません。ただし、目を通しただけで内容を読みこんでいるのかまでは分かりません。

【5】お客さん一人一人に向けたアプローチのしやすさ

ハガキによるDMは一斉に送付するもの。一方的なものになるため、お客さんのパーソナリティーに合わせてアプローチすることは難しいでしょう。

ただし顧客リストが少なく、相手の深い情報を持っている場合は、手書きでコメントを書いたハガキを送ることは可能です。

【6】効果検証のしやすさ

郵便によるDMの効果検証は難しいでしょう。誰がどのくらいの内容を見たのかは、測定できません。

同封したクーポンの回収率によって効果を検証できますが、開封率を確認することは難しいといえます。

4. SNS【おすすめ:若年層のお客さんが多いお店】

若年層などSNSを利用しているお客さんが多い店舗では、SNSによるDM配信がおすすめです。

【1】情報の取得のしやすさ

SNSはお客さん個人との紐付けが難しく、フォローしてくれているユーザーの来店頻度などが見えづらいため、活用する場合は相手が仲の良い顔なじみのお客さんに限られます。

ただし、SNSはアカウントをフォロー(登録)してもらうだけで情報を発信できます。住所やメールアドレスに比べると、情報取得のハードルは低いといえるでしょう。

【2】コスト

通常のDM機能を使用する際にコストは発生しません。

【3】手間

SNSのDM機能は、相手のアカウントを選択し、メッセージを送るだけと、手間はかかりません。ただし、複数人にメッセージを送るとなると、その相手が増えれば増えるほど手間がかかってしまいます。

【4】開封率

アカウントをフォローしている人は高い確率で見てくれるでしょう。ただし、SNSのDMに良い印象を持っていない人も一定数います。

アカウントに鍵をつけて、友だちになった人しかDMを送れないように設定している、「ダークソーシャル」と呼ばれるアカウントを用いている人もいます。ホットリンクの調査によると、ダークソーシャルのDMの利用率はTwitterで34.8%、Instagramで27.7%と、利用率は高くありません。

【5】お客さん一人一人に向けたアプローチのしやすさ

DM機能を通して1対1で会話することは可能です。しかし、先述の通りDMそのものに拒否反応を示す利用者も少なくありません。一人一人に向けてアプローチはしやすいですが、効果を上げるハードルは高いといえるでしょう。

【6】効果検証のしやすさ

SNSによってはユーザーの反応を数値で確認できる「アナリティクス」機能がついたものもあります。どれだけのユーザーがどんな反応をしたか確認できます。

ただし、この機能は投稿に関する反応に限られます。DM機能でのやりとりに関しては、効果検証がしにくいといえるでしょう。自分が送ったメッセージを相手が読んだかどうかの確認についても、わからない場合がほとんどです。開封率を計測できないため、次回以降のメッセージ内容の改善策を考えることも難しいでしょう。

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他にはFAXも挙げられますが、事前にFAX番号を聞いておく必要があります。また、総務省の通信動向調査によると、FAXの世帯普及率は令和2年(2020年)時点で33.6%と高くないため、手法としてあまりおすすめできるとは言えません。

用紙1枚の送信であれば料金は10〜30円ほどですが、近年はFAX受信を拒否できる固定電話もあるため、必ずしも見てもらえるとは限りません。

【例文あり】実際に飲食店向けDMを作ってみよう!反応を決める4つの要素

配信方法が決まったら、次はお店に来店したくなるようなDMにするためにはどうしたら良いかを考えましょう。ここでは、以下のDMの4つの要素について解説します。

  1.  文章
  2.  画像
  3.  掲載情報
  4.  構図

1. 文章

DMに必要な文章の構成は、以下の5つです。

  • 挨拶
  • 時候に関する挨拶
  • 伝えたいこと(新メニュー、キャンペーンなど)
  • クーポンについて
  • 来店を待ち望んでいることを伝える

初めに時候の挨拶を記載し、可能であればお客さんの体調を気遣うような言葉を含めましょう。次に、本題の伝えたい内容に移ります。最後には、来店を待っていることを伝えましょう。大事なのは、「あなたに宛てて送っています」というお店側の気持ちが、どれだけお客さんに伝わるかです。

ここからは、いくつか例文をご紹介します。自店のDM送付に役立てましょう。

<季節の挨拶を含めたDM例>

いつも〇〇をご利用いただき誠にありがとうございます!

冬がだんだんと近づき寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

〇〇では、冬季限定メニューとして〇〇をご用意いたしました。

(メニュー紹介を入れる。例:寒い冬だからこそ体の内側からあったまる、シェフ自慢のメニューとなっています!)

ぜひご賞味ください。 また、お得なクーポンも添付しております。ご来店時にご活用ください。

それでは、またのお越しを心よりお待ちしております!
<周年記念キャンペーン告知のDM例>

いつも〇〇をご利用いただき誠にありがとうございます!

〇〇は今年〇月〇日に〇周年を迎えることとなりました。これもひとえに、皆様の日頃のご贔屓のおかげです。

つきましては、〇月〇日から〇月〇日の間、〇周年記念キャンペーンをおこないます。

(キャンペーンの内容を伝える)

スタッフ一同、ご来店心よりお待ちいたしております。
<フェアやキャンペーン告知のDM例>

秋風が快い季節となりました。朝晩は随分と冷え込むようになりましたが、お元気でしょうか。

冬がだんだんと近づき寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、いよいよ〇〇のおいしい季節となりました。〇〇では、〇月〇日から〇〇フェアを開催いたします。

(フェアの内容を伝える)

スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。
<常連客へのDM例>

いつも〇〇をご利用いただき、ありがとうございます!

いつもご愛顧いただいている感謝の気持ちを込めて、一足先に、期間限定メニューのお知らせをいたします。

(メニュー紹介を入れる)

また、このご案内が届いている方限定で、〇〇のサービスをさせていただいております。
<しばらく会ってないお客さんにメニューのリニューアルをお知らせするDM例>

大変ご無沙汰しております。

今年の夏は例年になく暑い日々が続きますが、体調にお変わりはございませんか?

今回ご連絡させていただいたのは、以前ご愛顧いただいていた当店の人気メニューがリニューアルしたためです。

(ここでメニューの紹介を入れる。例:今まで好評いただいていた〇〇〇ですが、新しく〇〇〇味も追加しました!)

ここだけの特別クーポンもご用意させていただきました。ぜひお越しください。

今後とも末永いお付き合いをお願い申し上げます。

2. 画像

料理やドリンクなど、メニューの画像はお客さんの行動を喚起します。視覚的に訴えかけ、来店を促しましょう。

写真を撮る際には、まずはどんな写真にしたいか考えておくことが重要です。この「ビジョン」がなければ、写真の方向性が定まりません。見た人がどんな感想を抱く写真にしたいか、よく考えましょう。雑誌やSNS などで、好事例を探しておくのも良い方法です。

写真を撮る際は、自然光で撮るのがおすすめです。できれば室内照明は消し、窓際などで撮影しましょう。

自然光がない場合は、撮影用ライトを用意します。ツヤ感を出したいときは斜めの逆光を利用し、出したくないときはサイドから光が当たるようにしましょう。被写体を大きく見せたい時はズームを使うのではなく、カメラのレンズそのものを被写体に近づけるのがおすすめです。

構図や道具(食器やテーブルクロスなど)にも気を配れば、さらに魅力的な画像を作れます。

onaji.me

3. 掲載情報

DMに掲載するのは、お客さんにとってお得な情報にしましょう。中でも、クーポンはお客さんにとって有益なものだといえるでしょう。

お客さんが喜ぶクーポンにするためのポイントの一つは、「お得感をどれだけ演出できるか」です。クーポンを発行する際はお客さんの受ける印象を予想して、表現を整えることが重要です。

例えば、提示すると元々2,000円だったメニューを1,500円で利用できるクーポンがあったとします。この場合、「25%OFF」と書くのと「500円引き」と書くのでは、適用される値引き額に変化はありませんが、受ける印象は異なります。「500」という数字が大きく見えるほか、具体的な値引き額が分かるため、お得感が増す可能性があります。

同様に「クーポンと引き換えで◯◯プレゼント!」と書くのと「クーポンと引き換えで◯◯が0円に!」と書くのとでは、受ける印象が異なります。

また、お店側の望む効果に合わせてクーポンを設定することも可能です。

例えば、席数が少なく、客単価を上げたいお店であれば、「◯◯円以上利用した場合にこのクーポンをご提示いただくと◯◯をプレゼント」といった内容を設定します。あるいは、雨の日限定クーポンや平日限定クーポンを配布することで、客数が少ない時間帯の売り上げの向上が期待できるでしょう。

クーポンを配布しつつ効果を検証し、次に発行するクーポンで改善していくことが重要です。

onaji.me

4. 構図

DMの構図には、基本となるパターンがいくつかあります。ここでは、6つの代表例について見ていきます。大事なのは「DMで強調したい情報は何か」といった観点で構図を考えることです。

  1.  グリッド|安心感を与える
  2.  シンメトリー | インパクトを与える
  3.  グルーピング |さまざまな観点から説明できる
  4.  コントラスト | 情報にメリハリをつけられる
  5.  反復 | 多くの情報を分かりやすく伝える
  6.  余白  | 最も伝えたい情報を効果的に伝えられる
1. グリッド | 安心感を与える

まずは「グリッド」と呼ばれるパターンです。グリッドは「格子」という意味を持ちます。その名の通り、情報を格子状で区切って配置していきます。まとまりのある見た目で、整理された印象や安心感を与えられます。

2. シンメトリー  | インパクトを与える

次に「シンメトリー」です。上下、または左右が対称の形になるよう配置します。バランスが取れた印象を与えるだけでなく、見た目でインパクトを与えることができます。

3. グルーピング | さまざまな観点から説明できる

3つ目のパターンは「グルーピング」です。複数の情報をグループに分けて配置します。いくつかの案内を一度に伝えたい場合や、一つの商品についてさまざまな観点から説明したい場合に適した構図です。

4. コントラスト | 情報にメリハリをつけられる

「コントラスト」は、最も伝えたい情報と付随する情報の強弱をつけられます。大きなインパクトを与えるとともに、情報のメリハリをつけることができます。

5. 反復 | 多くの情報を分かりやすく伝える

複数の要素を同じ調子で伝えたい場合は「反復」がおすすめです。見た目に統一感が生まれ、多くの情報を分かりやすく伝えられます。

6. 余白 | 最も伝えたい情報を効果的に伝えられる

最後に「余白」です。あえて余白を付けることで、最も伝えたい情報を効果的に伝えることができます。見た人の記憶に残りやすい構図といえるでしょう。

飲食店のDM成功事例|配信タイミングや内容を工夫で成果アップ

DMの種類や送るときの構図を紹介しましたが、手間やコストを考えるともう少し簡単な方法を試したいという人もいるでしょう。また、実際に効果があるのか不安を感じる人もいるかもしれません。

なるべく負担をかけずに低コストで始めたい場合は、LINE公式アカウントがおすすめです。ここでは、LINE公式アカウントを活用してDMを送ったことで、利用者増や売上拡大につながった飲食店の成功事例について紹介します。

  1.  一度のDM送信でテイクアウト売上20万円|長浜精肉店
  2.  クーポンを含むDM配信で週末の利用数増|お好み焼店「ぼてぢゅう」
  3.  DM配信でテイクアウト・デリバリーの売上が前年同月比121%に!|焼肉店「シンラガーデン本店」

1.  一度のDM送信でテイクアウト売上20万円|長浜精肉店

地域密着型の長沼精肉店では、「お客さんと双方向でコミュニケーションを取り、店舗やECサイトの売上拡大につなげたい」という思いからLINE公式アカウントを導入しました。そして、一度のDM送信で、テイクアウトの売上を20万円アップさせることに成功しました。

最初に、お客さんの情報を集めやすいLINE公式アカウントの特質をうまく利用し、積極的にお客さんに友だち登録を促しました。結果、アカウント開設から約3年で2,600人の友だちを獲得。LINE公式アカウントで店舗周辺の地域に絞ってテイクアウトの案内DMを配信すると、10分ほどでテイクアウトの予約枠が埋まりました。

ほかにも、長沼精肉店ではメインターゲットの主婦層の生活サイクルに合わせて定期的にDMを配信しています。DMでは質問も募集しており、届いた質問に個別で回答していくことでコミュニケーションを深めていきました。やりとりの中で「レシピを教えてほしい」という声が多かったメニューをECサイトで販売するなど、お客さんの声を積極的に取り入れています。

>>長浜精肉店の事例を見てみる

 

2. クーポンを含むDM配信で週末の利用数増|お好み焼店「ぼてぢゅう」

お好み焼店「ぼてぢゅう」は「若年層にアプローチしたい」という理由からLINE公式アカウントを導入しました。導入後は、クーポンを含むDMを配信。週末の利用者数増に結び付けました。

配信は月2回。お客さんの生活サイクルに合わせてDMを配信しています。お得なキャンペーンやデザートのプレゼントなど、お客さんにとってメリットのある情報を発信しているのが魅力です。

クーポンの配布にあたっては、さまざまな種類のクーポンが作成できるLINE公式アカウントのメリットを生かしています。いつでも使えるクーポンや、特定の日にしか使えないクーポンなど、多彩なクーポンを配布しています。

クーポン施策が功を奏し、各店舗のLINE公式アカウントの友だち合計数が49万人を突破しました。2021年8月に開店した店舗では、コロナ禍にも関わらず72件のクーポン利用がありました。

>>ぼてぢゅうの事例を見てみる

 

3.  DM配信でテイクアウト・デリバリーの売上が前年同月比121%に!|焼肉店「シンラガーデン本店」

焼肉店「シンラガーデン本店」では、来店時にLINE公式アカウントを友だち追加すると、その場ですぐ使えるクーポンを配布。施策により友だち追加を促し、約9,700人の友だちを獲得しました。DMも配信し、2020年5月のテイクアウト・デリバリーの売上を前年同月比121%に伸ばしました。

コロナ禍になり、テイクアウト・デリバリーサービスに切り替えて営業を継続した際に、テイクアウトに関するDMを送付。DM上の情報はできるだけ削り、詳細はホームページ上で見てもらうようにしました。また、先着200名に「自家製カクテキをプレゼント」といったクーポンもつけました。

注文は電話で受けるようにしていましたが、メッセージ配信直後に電話が殺到したそうです。1カ月で約5,000個の焼肉弁当を販売し、店舗休業による売上ダウンをカバーできました。

>>シンラガーデン本店の事例を見てみる

まとめ:DMを活用して飲食店の売上やリピート率をUPさせよう

DMは、お客さんとのつながりを深めるのに適した方法です。ツールによっては開封率も高く、効果的な宣伝方法だといえるでしょう。

配信方法は「LINE公式アカウント」「メール」「郵便・チラシ」「SNS」「FAX」とさまざまです。顧客情報の取得のしやすさやコスト、手間や開封率を比較しながら、自店舗に合った方法を選びましょう。お客さんのセグメント、効果検証のしやすさも、ツールを選ぶ際の重要なポイントです。

DMを作る際は文章や画像、掲載情報や構図のポイントを押さえて、お客さんに「来店したい」と思わせるような内容にしましょう。

事例にあった通り、DMは一方的に送付するだけでなく、双方向でコミュニケーションをとり、お客さんとつながりを深めていくことに役立つものです。LINE公式アカウントのようにお客さんとやりとりがしやすいツールを用いてDMを送付し、売上やリピート率の向上につなげましょう。


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