町おこし
昭和期に首都圏近郊の温泉地として栄えた静岡県の熱海。バブル崩壊後に宿泊者数は落ち込み、2011年の宿泊施設利用人数は246万人にまで減少したものの、2018年には309万人とV字回復※1を成し遂げました。観光地としての熱海復興、その立役者の一人でもある株…
奥多摩湖の上流に位置する山梨県小菅村。人口およそ700人という過疎が進む村で2019年8月、「700人の村がひとつのホテルに」と銘打った分散型ホテル「NIPPONIA 小菅 源流の村」がオープンしました。「村人はホテルスタッフ、村道はホテルの廊下」などのユニー…
東京のJR亀有駅から徒歩約5分。環七通りに面して鎮座する亀有香取神社の大きな石鳥居の横に「パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ」があります。オーナーシェフ・五十嵐 宏さんは洋菓子界のワールドカップと呼ばれる「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティ…
激辛ラーメン、激辛カレー、激辛スナック、……いつの頃からか、私たちの食生活の中で身近な存在となっていた激辛食品。コンビニに行けば、激辛系の新商品を見かけない日はないというくらい、「辛味」は私たちにとってなくてはならない味覚になりました。 約10…
1コイン、100円でさまざまなグッズが購入できる「100円ショップ」は、日本の文化と表現してもいいくらい、私たちの生活に浸透しています。 100円ビジネスが時代とともに多様化する中で、数年前から注目を集めているのが、5分100円(+出張料金)から利用でき…
パンの焼き上がりの匂いは、どうしてこんなにも人を魅了するのか——。2012年にオープンした「CROFT BAKERY(クロフト ベーカリー)」は、住宅街の一角で地元産小麦などを使ったパンや焼き菓子を販売しています。時には行列ができるほどの人気店で、お客のほと…
1枚500円から誰でも瓦割りが体験できる体験型エンターテインメントの「かわら割道場」。ストレス発散にもってこいということで2012年の開業から大盛況で、メディアの取材も殺到しています。実はこのサービスを運営する企業「石川商店」は、1951(昭和26)年…
東京都新宿区神楽坂。かつては花街として栄えたこの一帯は、江戸時代から続く商店も点在する煌びやかな「神楽坂通り」を擁する一方、神社仏閣が立ち並び、パリ・モンマルトル周辺の街並みに似ていることから「東京のプチ・パリ」ともいわれる、文化の香りが…
漁師や農家など、実在の生産者たちの姿がプリントされた「漁師カード」や「農カード」というトレーディングカードが存在する。奇想天外な取り組みにも思えるが、どちらのカードも消費者たちから大きな反響を呼び、多くのメディアに取り上げられた。「カード…
畑から手渡しできる距離感で田舎の豊かさを届けたいと、天然インディゴによる加工・製造・販売を行う藍染工房「インディゴ気仙沼」。2014(平成26)年に発足した子育てサークルが、子育て中の女性の「小さい子どもがいても、働いて収入を得たい」という声か…
朝市、マルシェ、クラフト市など、近年、全国各地でさまざまなスタイルの「定期市」が行われるようになりました。一方、継続していく術を模索しながらも、街の顔となるような歴史ある朝市や骨董市も現存しています。それぞれの地域を舞台に、ヒトとモノの交…
東京都大田区、東急池上線池上駅から徒歩約8分。日蓮宗の大本山「池上本門寺」のほど近くに、料亭か旅館か、もしくは町の文化財かと見間違えるほどに古風な木造建築があります。 その正体は、「古民家カフェ 蓮月」(以下、蓮月)。 建物の歴史は古く、建造…
「布団」を頻繁に買い替える人は少ない。たぶん。それなのに、商店街などでは古くから営業している布団屋さんを見かけます。果たして、今でも商売は成り立っているのでしょうか? そんな「気になる!」がきっかけでさまざまな布団屋さんを調べたところ、福岡…