飲食店で効果が得られるキャンペーンとは? 成功事例を解説

飲食店でキャンペーンを実施するために、店頭にノボリを立てる店員のイラスト

多くの店舗が、新型コロナウイルス感染拡大前の状態にまで売上を回復させようと、さまざまな施策を実施しています。一方で、「具体的に何をしたら良いか分からない」と悩んでいる飲食店経営者の方も多いのではないでしょうか。

飲食店の集客施策として定期的に実施しやすいのが、自店舗で実施する「キャンペーン」です。期間限定のメニューを提供したり、曜日を指定した割引を実施したりすることで、お客さんに「お店へ行きたい」と興味を持たせることができます。

お客さんの来店につなげる「キャンペーン」に焦点を当て、キャンペーンの有効な手法やアイデアを紹介します。

こんな人におすすめ

  • パターン化している営業内容から少し挑戦してみたい人
  • ユニークなキャンペーンで新規客の来店を増やすほか、お客さんの定着を狙いたい人
  • SNSを利用して手軽にキャンペーンを始めたい人

飲食店におけるキャンペーンの導入メリット

集客に苦戦している飲食店にとって、キャンペーンの実施は認知度や売り上げアップの起爆剤となる可能性を秘めています。クーポンの配布やイベントの開催によって来店のきっかけをつくることは、新規客の獲得だけでなく、しばらく来店していない常連客を呼び戻すことにもつながります。

キャンペーンの告知については、SNSの活用がおすすめです。インフォニア株式会社の調査によると、フォローが条件となるSNSキャンペーン参加後、約半数がフォローを解除しないことが分かっています。キャンペーンがきっかけとなり、将来的にお客さんになり得るユーザーとつながることができるのです。

インフォニア株式会社が実施した懸賞に関するユーザー動向調査の結果

インフォニア株式会社「懸賞に関するユーザー動向調査」より

お客さんからのフォロー解除率をより低く抑えるためには、キャンペーン中からフォロワーと積極的にコミュニケーションを取り、お店の「ファン」になってもらうことが大切です。

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キャンペーン導入までのプロセス

キャンペーン企画の立案から実施までの流れを解説します。

  1. 企画内容をプランニングする
  2. ターゲットを決める
  3. 情報発信の方法を決める
  4. キャンペーン展開と効果検証を並行し、問題点を改善する

1. 企画内容をプランニングする

まずは、具体的な企画内容について考えてみましょう。お店の特長や強みをしっかりと理解した上で企画していくことが大切です。お店のコンセプトとキャンペーンの関連性を考慮し、「お客さんの目を引くような独自性のある企画内容であるか」「リピーターの獲得につながるか」など、企画の骨子を組み立てます。

企画を一から考えるのは、とても大変な作業です。既存の実例も参考にしながら、お店のコンセプトに合わせた内容にしていきましょう。

例えば、国内外で約100店舗を展開するお好み焼き店「ぼてぢゅう」は、定期的に割引クーポンを配布することで、お客さんのリピーター化につなげています。LINE公式アカウントを活用し、毎月10日は「ぼてぢゅうの日」として390円オフのクーポンを配布しています。

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2. ターゲットを決める

キャンペーンによって狙いたい客層を明確にしましょう。

ターゲットを定めた後は、企画内容がターゲットに合ったものになっているか検討します。キャンペーン展開前にアンケートを取るなどのリサーチを行うことで、より精度の高いターゲット設定や企画立案ができるようになります。アンケート実施の際はクーポン券を配布するなど、アンケートに回答するメリットを設定するなどの工夫が必要です。

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3. 情報発信の方法を決める

キャンペーンを告知する方法としては、SNSなどを利用したオンラインでの発信が考えられます。そのほか、チラシやダイレクトメール(DM)などを利用したオフラインの方法もあります。それぞれの特長を把握し、「ターゲット層に一番効果がある宣伝方法」を選ぶことが重要です。

例えば、お店のメインの客層が若者の場合はSNSを利用した方が見てもらいやすく、お店の近隣住民が多いという場合はポストにチラシを投函するといった方法を選ぶと良いでしょう。

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4. キャンペーン展開と効果検証を並行し、問題点を改善

キャンペーンがスタートしても、具体的な効果が出るまでに時間がかかる可能性があります。キャンペーン展開後はあらためてアンケートを取るなどして、効果を検証しましょう。

例えば、宣伝方法はチラシよりもSNSで発信した方が効果は大きいという結果が出た場合は、SNSでの情報発信に力を入れるなど、早い段階で改善することが大切です。

お客さんの来店につながりやすい飲食店のキャンペーン手法4つ

飲食店のキャンペーンでよく利用される手法の中から、お客さんの来店につながりやすいものをピックアップして紹介します。

  1. 時間帯を限定したメニュー提供や割引を実施する
  2. クーポンを配布する
  3. 常連客へのサービスデーを設ける
  4. コラボメニューや季節限定メニューを開発する

1. 時間帯を限定したメニュー提供や割引を実施する

集客が落ちるランチとディナーの間のアイドルタイムは、通し営業の飲食店にとっては大きな悩みの種。しかし、あえて実験的な新しい企画を打ち出せる時間と捉えることもできます。

例えば、「その時間帯でしか味わえないメニューを期間限定で提供する」「時間帯限定の割引サービスを行う」といったキャンペーンを展開できるでしょう。実施時は満足度やニーズなどの反応を調査・分析し、キャンペーンによってお店の売上やお客さんの来店・定着に効果が出ているかを確認しましょう。

2. クーポンを配布する

お客さんの来店のきっかけになり得るクーポンの配布は、手軽でポピュラーな手法です。配布にはLINE公式アカウントを使う方法、チラシを作成する方法があります。

しかし、過度なクーポン配布や大幅な割引は客単価の減少を招きます。例えば、高級感を提供しているお店で実施すると店舗イメージを損なう原因にもなり得るため、タイミングと回数に注意が必要です。

3. 常連客へのサービスデーを設ける

日頃から通ってくれる常連客がついている場合は、いつもお店へ来てくれることへの感謝を伝えるイベントを企画しましょう。ポイントカードをランクで分ける、クローズドのイベントを開催してメニューもその日限定のものにするなど、特別感を演出することが大切です。

常連客との信頼関係が深まり、友人を連れての来客、すなわち新規客の呼び込み効果も期待できます。

4. コラボメニューや季節限定メニューを開発する

地域で実施されるイベント出店や他のお店とのコラボレートは、意外性や話題性を生むことで大きな効果が期待できます。もしコラボできそうなつながりがある場合は、積極的に企画しましょう。

また、季節限定メニューも実施しやすい施策です。旬の食材の魅力を伝え、「今しか食べられない」という特別感を演出しましょう。

SNSでの効果的なキャンペーン手法

無料で始められるSNSを利用したキャンペーンは、導入のハードルが比較的低いといえます。企業・ブランドのファンになったきっかけについて調査した株式会社ネオマーケティングのアンケートでは、テレビCMに次いでSNSを挙げる人が多く、費用対効果が高いことが分かります。

株式会社ネオマーケティングが実施した、ファンづくりに関する調査のアンケート結果

株式会社ネオマーケティング「ファンづくりに関する調査 」より

一方、SNSで意識しておきたいのが「炎上」のリスクです。「誹謗中傷」や「個人・取引先の情報漏洩」は、お店の信頼を落とし、デジタルタトゥーとして残ってしまう危険性があるため、運用担当者は倫理観を持って投稿する必要があるでしょう。ここでは、各SNSを効果的に運用する方法をご紹介します。

1. Twitterでアカウントをフォロー&リツイート

拡散力の強いTwitterは「フォロー&リツイートキャンペーン」が定番です。お店のアカウントをフォローし、特定の投稿をリツイートすることをサービス提供の条件とする手法で、一定の宣伝効果が期待できます。

来店したお客さんにフォローとリツイートを呼び掛けることも重要になってくるでしょう。

2. Instagramのハッシュタグを利用した画像投稿

画像による訴求効果が高いInstagramは、来店客に料理や店内の様子を投稿してもらえるような工夫が大切です。投稿したくなるような料理を提供し、実際に食べている写真を投稿してもらいましょう。

このような「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」を増やすことで、メニューの魅力が他のユーザーにダイレクトに伝わります。

また、一般的な投稿に加え、ストーリーズやリール投稿の際に、特定のハッシュタグを付けてもらうことも有効です。一番良い投稿をした来店客を選び、クーポンや商品をプレゼントすると良いでしょう。

LINE公式アカウントでのキャンペーン事例を紹介

ICT総研の調査によると、ネットユーザーのLINE利用率は79.5%と、最も高い数字となっています。普段から多くの人が使用しているLINEだからこそ、幅広い層に情報を届けられるでしょう。

また、LINE公式アカウントはクーポンやショップカード(ポイントカード)の配布など、キャンペーンや販促に直結する機能も充実しています。友だち追加しているユーザーに利用を促すことで、来店に大きな効果をもたらします。

ICT総研が実施した「2022年度SNS利用動向に関する調査」のアンケート結果

ICT総研「2022年度SNS利用動向に関する調査」より

実際に、キャンペーンを実施して成功しているお店の事例を紹介します。

  1. 炎丸酒場
  2. VANSAN
  3. 鉄板バル bloom(ブルーム)

1. 炎丸酒場

キャンペーンを実施して成功した炎丸酒場の事例

居酒屋の「炎丸酒場」は、新型コロナウイルスでお店の売上に大きな打撃を受けました。安定した経営のためにはリピーターが最重要だと考え、LINEミニアプリを導入しました。

LINEミニアプリでは「モバイルオーダー機能」が実装可能で、お客は自分のスマートフォンからメニューの注文ができます。その際、LINE公式アカウントの友だち追加も案内されるため、オペレーションの効率化とともに、10カ月で友だち数は約4,600人も増加しました。

また、LINE公式アカウントから「過去に2回以上来店していて、かつハイボールまたはレモンサワーを注文したことのあるユーザー」といったように配信先を絞って来店を促すクーポンを配信したところ、配信数の11.4%が再来店したとのことです。リピーターの中には新規客を連れて来店するケースもあり、リピーター1人あたり2.45人の新規客を獲得できました。

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2. VANSAN

キャンペーンを実施して成功したVANSANの事例

カジュアルイタリアンレストランの「VANSAN」は、コロナ禍を経て、店舗のファンとつながることの重要性に気付いたといいます。そこで、以前から開設していたLINE公式アカウントの「メッセージ配信」に注力するようになりました。

店舗のターゲットである母親世代、その家族にとっての季節イベントを強く意識したメッセージを配信。子供の進級や誕生日などをきっかけに、お店の存在を思い出してもらえるようになりました。お店をより身近に感じてもらうことで、30万人のファン獲得に成功しています。

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3. 鉄板バル bloom(ブルーム)

キャンペーンを実施して成功した鉄板バル bloom(ブルーム)の事例

カジュアルなバルスタイルの「鉄板バル bloom」では、少人数でもお店を回す工夫として「LINEチャット」を活用。「友だち追加でローストビーフ1人前分をプレゼント」というキャンペーンを実施し、友だち追加を促しています。

友だち追加の後は来店後にチャットで感謝の気持ちを伝えるなど、継続してコミュニケーションを取ることで熱狂的なファンができ、さらに知人を連れて再来店するといった効果も得られています。

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まとめ:キャンペーンで集客するならLINE公式アカウントが効果大!

飲食店の集客方法の中で効果が期待できる「キャンペーン」について、有効な手法やアイデアを紹介しました。

キャンペーンを実施する大きなメリットは、お客さんの「来店のきっかけになる」こと。特に、クーポンを配布できるだけでなく、信頼関係を築きやすい「チャット機能」がついたLINE公式アカウントを併用すれば、遠のきがちだった常連客を呼び戻すきっかけにもなり得るかもしれません。

まずは気軽に開設できるLINE公式アカウントを利用して、お店に合ったアカウント運用を実施してみましょう。

イラスト/つのがい


キャンペーンの集客ができるLINE公式アカウント

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LINE公式アカウントを開設している写真