【例文あり】再来店を促す言葉とは? シーン別に分かりやすく解説

お客さんに再来店してもらうために大切なのは、お店側から「また来てほしい」と働きかけることです。メールやDM、SNSなどを通してメッセージを送るケースが一般的ですが、その際にお客さんの再来店を促すための効果的な言葉を知っていれば、より多くのリピーター獲得につながります。

飲食店経営者に向けて、お客さんに再来店を促すための言葉を、シーン別の例文、文章を考える際のポイントとともに解説します。

こんな人におすすめ

  • お客さんに再来店してもらうことはなぜ必要なのか知りたい人
  • 再来店を促す方法に何があるのか気になっている人
  • 再来店を促すためにどんな言葉を送ればいいか悩んでおり、その例を知りたい人

再来店を促すことはなぜ必要?

飲食店にとって、お客さんの再来店は重要です。お店の売り上げアップはもちろん、新規のお客さんを連れてきてくれるほか、再来店を促すためにお店の課題を考える、改善するなどの取り組みによってさらなるサービスの向上につながります。

そもそも、飲食店を成長させるには、お客さんの獲得が不可欠です。多くのお店は新規顧客の獲得に目を向けがちですが、新規顧客を呼び込むための施策や情報発信などにかかるコストよりも、既存のお客さんの集客施策に取り組む方が、コストを抑えることができます。

その上、既存顧客が再来店した際に単価の高い商品をおすすめできれば、売り上げ単価アップも期待できます。つまり、再来店を促すための取り組みは、飲食店経営の中でも比重を置くべき要素の一つと言えるでしょう。

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再来店を促す方法は?

再来店を促す方法について、具体的に見ていきましょう。

メール(メルマガ)

メールマガジンなどの配信を通して、再来店を促す方法です。配信コストがかからない点が主なメリットですが、SNSなどの台頭などもあり、プライベートで頻繁にメールを活用している人は減少傾向にあります。

郵便やチラシなどのDM

ハガキやチラシを送付する方法です。開封率が比較的高い傾向にあるDMは、クーポンなどをつければ効果検証もできるでしょう。ただし、個人情報を教えることに抵抗がある人も少なくない中で、お客さんの住所・氏名などが必要になります。その上、印刷や郵送にコストもかかってしまいます。

SNS

若い客層に対して効果的なのは、SNSを駆使した方法です。SNSの多くは無料なので運用コストがかからず、メールやDMを送る場合と比べても手間が少なく、情報の取り扱いも簡単に済みます。ただし、現在多くの飲食店が活用している方法なので、取り入れる場合はメッセージの内容などで差別化することが必要です。

LINE公式アカウント

利用者数が多く、使用している年齢層が幅広いLINEを活用したLINE公式アカウントは、企業・店舗向けに提供されているサービスです。

主なメリットには、初期費用無料による導入のしやすさ、メッセージをお客さんに直接届けられることによる開封率の高さが挙げられます。

さらに、LINEを日常的に使用しているお客さんが多いため、友だち追加を簡単に促すことができます。クーポンの配信も可能なので、お客さんに再来店してもらうきっかけを与えやすくなるでしょう。

一方、デメリットとしては、ブロックされるとメッセージが届かなくなってしまうこと、スマホユーザー以外へのアプローチが難しいことが挙げられます。

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【シーン別・例文付き】再来店を促す言葉

ここでは、再来店を促す言葉の例をシーン別に紹介します。

来店のお礼の場合

来店のお礼は、初来店のお客さんに対してお店を印象付けるのに効果的な上、良好な関係づくりに役立つので、再来店につながりやすい方法です。

メールの場合は遅くとも3日以内が理想的。来店してもらった感謝の気持ちを伝えたり、料理の感想を聞いたり、もしくは再来店時に使えるクーポンをプレゼントするのもおすすめです。

<例文>

この度は当店をご利用いただき、誠にありがとうございました。
当店の料理は、お気に召していただけましたか?
次回お越しいただいた際に使用できるクーポンを添付いたしますので、
スタッフ一同、またのご来店を心よりお待ちしております。

誕生日の場合

誕生日を祝うメッセージは誰にとってもうれしいものです。

タイミングは誕生月の1日に送るのが効果的。あわせてワンドリンク無料や10%割引などのサービスを提案すれば、直接的に再来店を促すことができます。

<例文>

先日は当店をご利用いただき、誠にありがとうございました。
今月はお誕生日とのこと、おめでとうございます。
ささやかながら、当店からサービスをご用意いたしました。
誕生月にご来店いただければ、
ワンドリンク無料でサービスさせていただきます。
またのご来店、心よりお待ちしております。

各イベントの場合

母の日や父の日、周年記念日など、1年を通して多くのイベントがあります。

それらのイベントに関連したメッセージを送り、再来店の理由にしてもらうこともおすすめです。また、イベント限定の料理やコースを用意するのも良いでしょう。

<例文>

先日は当店をご利用いただき、誠にありがとうございました。
もうすぐ、母の日です。
お母さんに直接感謝を伝えるのは、なかなか恥ずかしいものですよね。
そこで、料理を通して、日ごろの感謝を伝えるのはいかがでしょうか。
当店では、母の日限定の特別なコースをご用意しておりますので、
ぜひ、この機会にご利用ください。
またのご来店、心よりお待ちしております。

前回の来店から時間が空いた場合

お店のサービスには満足しているものの、大きな理由なく再来店してもらえないケースもあります。

そのようなお客さんへのメッセージでは、お店を思い出してもらうことが必要となります。タイミングとしては、2カ月に1回程度を目安に送るのが効果的でしょう。

<例文>

ようやく春めいてまいりましたが、いかがお過ごしですか?
春は〇〇が美味しい季節です。
当店では、〇〇を使用した期間限定のメニューをご用意しております。
〇〇の旬は、この時期だけとなりますので、ぜひ味わっていただきたいです。
またのご来店、心よりお待ちしております。

再来店を促す言葉を考える際のポイント

再来店を促す言葉を考える際には、お客さんの視点に立って考えましょう。つらつらと長い文章で書くよりは、分かりやすく端的な言葉をチョイスするのがポイントになります。

また、お客さんにとって再来店がメリットだと感じてもらえるような内容になっているかも考慮すべきです。例えば、クーポンを添えてお得感を出したり、サービスや期間限定メニューの提供などで特別感を演出したりなどが挙げられます。お客さんに「行くとお得になる」「行けば特別な体験ができる」と思ってもらうことができれば、より再来店につながりやすくなります。

まとめ:効果的な言葉を送って再来店を促そう

お客さんに送る言葉は、「どうしたら喜んでくれるだろう」「満足してもらうためにはどうしたらいいのか」というお客さんの視点で考えることで、より効果的なものとなります。

今回紹介したような方法や例を参考にしてお客さんの再来店を促し、お店の売り上げのアップやサービス向上につなげていきましょう。

中でも、メッセージを送るのに適しているのは、お客さんと直接やりとりが行えるLINE公式アカウントです。お客さんの再来店を促したいと考えているのであれば、活用を検討してみましょう。

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編集:はてな編集部

文・編集協力:株式会社エクスライト