来店のお礼を伝えるには? 文例と作成のポイント【飲食店向け】

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来店してくれたお客さんに対して、メッセージカードDM(ダイレクトメール)で来店のお礼を伝えると、良い印象を与えられるだけなく、「あのお店、感じが良かったな」と記憶に残り、再来店のきっかけになる場合があります。

「お客さんに感謝を伝えたい」「お礼をきっかけに再来店につなげたい」という飲食店関係者に向けて、シーン別のお礼を伝える文例と文章作成のポイントを紹介します。

こんな人におすすめ

  • 飲食店を経営しており、お客さんに来店のお礼を伝えたいと考えている人
  • DMやメッセージカードで来店のお礼を伝える際の文例を知りたい人
  • 来店のお礼を伝える際のポイントについて知りたい人

再来店につながるお礼の文例集

サンクスレターのイメージ

来店のお礼は、お客さんに感謝を伝えられるだけでなく、お店の存在をお客さんに印象付けられる施策です。また、文面を工夫すれば、再来店を効率的に促し、リピーター獲得につなげることができます。

ここでは、飲食店向けのお礼の文例を「初来店のお客さん宛」「再来店のお客さん宛」「自店から足が遠いたお客さん宛」に分けて紹介します。自店のコンセプトやお客さんに合わせて、カスタマイズして使ってみてください。

初来店のお客さんに向けた文例

初来店のお客さんにお礼を伝えると、次回来店につながりやすくなります。リピーター獲得の第一歩として、メッセージカードやDMを利用し、積極的にお礼を伝えてみましょう

メッセージカードはお客さんが来店した際に読んでもらえるよう、あらかじめテーブルに置いておくのが一般的です。一方、DMの場合は後日お客さんの自宅に送るため、あらためてお礼を伝えたり、再来店を促すのに役立ちます。DMを送る際は、次回来店時に使える特典などを添えると、再来店のきっかけにもなります。

【メッセージカードの文例】

◯◯様

本日は数ある飲食店の中から当店をお選びいただき、誠にありがとうございます。
当店では、こだわりの◯◯や旬の◯◯を使ったメニューを多数ご用意しております。
◯◯様が楽しいひとときをお過ごしいただけますよう、スタッフ一同、心を込めておもてなしさせていただきます。
どうぞごゆっくりお過ごしくださいませ。

◯◯(店名)

【DMの文例】

◯◯様

先日は当店にご来店いただき、誠にありがとうございました。
料理はお口に合いましたでしょうか?
今後とも、〇〇様にご満足いただける料理とサービスをご提供できるよう、スタッフ一同精進して参ります。
次回ご来店の際、こちらのDMをお持ちいただけますと、〇〇を無料でサービスさせていただきます。
◯◯様のご来店を心よりお待ちしております。

◯◯(店名)

再来店のお客さんに向けた文例

再来店したお客さんにお礼のメッセージを送ると、顧客ロイヤルティ(お店への信頼・愛着)がさらに高まり、売上単価やリピート率の向上が期待できます。

再来店のお礼を伝える際は、初来店のお客さんへのメッセージと差別化し、特別感を演出することが大切です。割引等の特典をDMに付与すれば、継続的な来店のきっかけづくりにもなるでしょう。

【メッセージカードの文例】

◯◯様

本日は当店をご予約いただき、誠にありがとうございます。
◯◯様の再びのご来店、心よりお待ち申し上げておりました。
本日は旬の〇〇を使ったメニューを多数ご用意しております。
◯◯様にご満足いただけますよう、スタッフ一同心を込めておもてなしさせていただきます。
楽しいひとときをお過ごしくださいませ。

◯◯(店名)

【DMの文例】

◯◯様

いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日の料理やサービスはお気に召していただけましたでしょうか?
気になる点などございましたら、お気軽にお申し付けくださいませ。
次回ご来店の際、こちらのDMをお持ちいただければ、お食事代を5%オフさせていただきます。
◯◯様のまたのご来店、心よりお待ちしております。

◯◯(店名)

来店が途絶えたお客さんに向けた文例

以前はよく来店していたにもかかわらず、来店が途絶えてしまったお客さんにDMを送れば、お店を思い出してもらい、再来店するきっかけになる場合があります。

DMを送る際は、再来店促進が目的だと捉えられないよう、来店を促すメッセージは最小限に抑えることが大切です。お店の最新情報や新メニューをお知らせするとともに、お客さんの体調や近況を気遣う一文お客さんとの思い出について挿入すると、好印象を与えられるでしょう。

【DMの文例】

◯◯様

日頃より当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
暑い(寒い)日々が続きますが、◯◯様はいかがお過ごしでしょうか?
◯◯様とは、◯◯のお話をさせていただいたのがとても楽しく、思い出に残っています。
当店はおかげさまで、変わらぬメンバーで元気に営業しております
◯◯(料理名)など、新しいメニューも取りそろえておりますので、
近くに寄った際は、ぜひまたご来店くださいませ。
旬の◯◯などをサービスさせていただきます。

◯◯(店名)

onaji.me

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メッセージを作成する際のポイント

パソコンを見ながら話し合っている店員2人

メッセージカードやDMでお礼を伝える場合は、感謝の気持ちはもちろん、お店のコンセプト自店の店舗情報が伝わるよう、文面やデザインを工夫することが大切です。ここでは、来店のお礼を伝える際のポイントを3つ紹介します。

お礼を伝えることを第一の目的にする

メッセージカードやDMを活用する際は、再来店促進のためだけにメッセージを送っていると思われないよう、あくまでお礼を伝えることを第一の目的にするようにしましょう。

また、悪天候の中来店してくれたお客さんに対して、「お足元の悪い中、ご来店いただき、ありがとうございました」と一言付け足すなど、きちんとお客さんの存在を認識した上で感謝の気持ちを添えられると、お客さんに喜んでもらえるでしょう。余裕があれば、手書きでメッセージを書くと、さらに気持ちが伝わりやすくなります。

再来店を促す言葉については「またのご来店お待ちしております」といった程度に抑えると、お客さんの心理的な負担になりにくく、お店に対して好印象を持ってもらえるでしょう。

お店のコンセプトに合ったカードやハガキを使う

自店のコンセプトに合ったカードやハガキを使うことも重要です。コンセプトになじむデザインにすれば、お客さんがお店のことを想起しやすく、より印象に残る場合があります。自店のロゴ店内の写真を挿入するといった方法も有効です。

一方、コンセプトに合っていないものを使うと、適当に作成した印象を持たれやすく、逆効果になってしまう場合もあります。メッセージカードやDMのデザインは、お店のブランディングにもつながるため、慎重に作成しましょう。

自店の店舗情報を記載する

「一度行ったきり」「気軽に足を運べない」といったお店の場合、お店の存在が忘れられてしまっている可能性があります。

お客さんがメッセージカードやDMを目にした際に、自店のことを思い出せるよう、以下のような店舗情報を記載することが重要です。

  • 店名

  • 住所

  • 営業時間

  • 店舗サイトのURLやQRコード

  • 問い合わせ先

店舗情報を記載しておけば、再来店や予約のきっかけになる場合もあるでしょう。

お礼のメッセージを送るならLINE公式アカウントが便利

LINE公式アカウント 紹介画像

LINE公式アカウント」紹介ページより

お客さんに来店のお礼を伝えるなら、LINE公式アカウントを活用するのが便利です。

LINE公式アカウントのメッセージ機能を使えば、友だち追加してくれたお客さんに対して、お礼のメッセージをLINE上で直接送信できます。紙のメッセージカードやDMは、丁寧な印象を持ってもらえるメリットがありますが、来店のお礼をもっと手軽に伝えたいという人には、LINE公式アカウントがおすすめです。クーポンも同時配信できるため、再来店も効率的に促せます。

また、LINE公式アカウントのメッセージ機能は開封率が高く、お礼のメッセージを見てもらえる確率が高いのも利点の一つです。その他、ショップカードの作成や満足度調査も行えるので、リピーター獲得に役立つでしょう。

onaji.me

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まとめ:来店のお礼を伝えて再来店を促進しよう

メニューを見ているお客さんに接客するスタッフ

「来店のお礼」で最も大事なのは、自店を選び、楽しんでくれたお客さんに対して感謝を伝えることです。お客さんもこうしたお礼を目にすることで、「自分のことを気にかけてくれている」「もてなそうとしてくれている」と感じ、お店とお客さんの関係が深まるきっかけになります。そのため、再来店を促す言葉は最小限に留め、感謝の気持ちを念頭に作成することが大切です。

この記事で紹介した文例を参考に、来店のお礼や日頃の感謝を自店のお客さんに伝えてみましょう。

編集:はてな編集部

文・編集協力:株式会社エクスライト