開業しやすい飲食店の特徴とは?おすすめの業態も紹介

開業しやすい飲食店の特徴とは?おすすめの業態も紹介

飲食店の業態はカフェ、レストラン、専門店など多岐にわたりますが、業態に応じて「開業のしやすさ」も、もちろん変わってきます。もしも未経験の状態から飲食業界に参入するのであれば、「開業しやすさ」も、業態を選ぶにあたって検討すべき材料でしょう。開業しやすい飲食店の特徴、具体的な業態などについて紹介します。

こんな人におすすめ

  • 初めて飲食店を開業する人
  • 飲食店を開業したいと思っているが、どのような業態にするか悩んでいる人
  • 飲食業界の経験が浅くても開業しやすい業態を知りたい人

開業しやすい飲食店の特徴とは?

カフェの店員

まず、開業や開業後の運営における負担が少なく、比較的開業しやすい飲食店の特徴を3つ紹介します。

1. 店舗の間取りが小さい

店舗が小さいと、物件契約費用、内装工事費や厨房設備費、その後の維持費など、さまざまな面でコストを低く抑えることができます。具体的には、面積が15坪以内、あるいはもっと小さい物件も考えられます。人件費を踏まえ、少ない人手でも運営できる間取りを検討しましょう。

2. メニュー数が少ない

メニューが増えるほど仕入れる食材、必要な調理器具、料理の手間などが多くなるため、金銭的、時間的なコストが大きくなり、その分、開業や運営の難易度は上がります。しかし、カフェやラーメン店のような専門店などはメニューが少なくても成立するので、比較的開業しやすい業態といえるでしょう。

3. 運営コストが低い

さまざまな設備投資が必要な飲食店は、開業自体に多大な費用がかかります。そのため、開業後しばらくは、できるだけ運営コストを低く抑えることを検討する必要があります。

  • 1人客が多い
  • 店舗内での注文や会計などオペレーションが簡易
  • 少人数のスタッフで営業ができる

といった条件を備える業態ならば、運営しやすく、その分、開業のハードルが低いと言えるでしょう。

開業しやすい飲食店の具体的な業種

上記で紹介した3つの特徴に当てはまる具体的な飲食店の業種は、以下のようなものがあります。

  • カフェ
  • 立ち飲み居酒屋
  • ラーメン店
  • バー
  • 焼き鳥店
  • テイクアウト専門店

他にもタピオカ専門店やパンケーキ専門店など、トレンドメニューに特化した専門店は開業しやすいですが、こうした業態の場合、トレンド終了後に売上が大きく低下するリスクがあるので注意が必要です。

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開業に必要な資金と、開業時の注意点について

空のテナント

実際に飲食店を開業する際、具体的にどんな準備が必要になるのか。ここでは、開業資金の種類や注意点について解説します。

開業に必要な資金

・物件取得費用

店舗用物件の契約に必要な費用です。数カ月分の家賃と礼金、仲介手数料、そしてオープンまでの準備期間に発生する空家賃を合計した金額になります。目安として、家賃の約10カ月分といわれています。

・店舗投資費用

お店を営業できる状態まで整えるための費用のことです。スケルトン物件(コンクリート打ちっぱなしの状態の物件)ならば全てを一から設計する必要があり、より多くの費用が必要になります。居抜き物件であっても、どの程度の厨房機器が必要なのか、どこまで内装を整えるか、といった手直しの範囲によって費用は変わります

開業プランが固まったら、相場を把握するために複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討することが大切です。

・運転資金

営業を開始しても、すぐに売り上げが安定するわけではありません。一般的には開業後、軌道に乗るまでは半年ほどかかるとされているので、最低でも約6カ月分の運転資金を確保しておくといいでしょう。

・生活費

売り上げが安定するまでの間、運転資金と同様、生活費も準備する必要があります。こちらも約6カ月分を確保しましょう。

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開業時の注意点

飲食店の開業を成功させるためには、以下のポイントを意識しましょう。

・明確なコンセプトを設計する

「どんな料理を提供するか」「全体的なテーマや雰囲気はどうするか」「どういったお客さんをターゲットにするのか」など、お店のコンセプトを明確にしましょう。コンセプトが実現可能か、予算や地域の客層と照らし合わせ、客観的に判断することも大切です。

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・資金に余裕を持たせる

繰り返しになりますが、お店周辺の住民に認知してもらい、お客さんが定着し客数が安定するまでには想像以上に時間がかかります。経営が軌道にのらないうちに資金がなくならないよう、初期費用とは別に、できるだけ多くの運転資金や生活費を準備し、十分な時間をかけてお店を育てていける余裕を持つことが重要です。

まとめ:飲食店をオープンしたら、LINE公式アカウントでお客さんとコミュニケーションをとり、リピーターを獲得しよう

お店がオープンしたら、なるべくコストを削減しつつ、リピーターを獲得して経営を軌道に乗せねばなりません。

LINE公式アカウントでは、店舗のキャンペーン情報を配信したり、店舗のポイントカードを発行できるなど、お客さんとコミュニケーションし、再来店を促すための機能がたくさんあります。こうした機能を活用すれば、よりスピーディーなリピーター獲得が期待できます。

また、LINE公式アカウントでは予約対応からポイント処理、クーポン配布などさまざまなサービスをまとめて活用できるので、コストを抑えながらお店が運営できます。ぜひLINE公式アカウントを開業後のお店で活用してみてください。

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文:冨吉まみ
編集:はてな編集部
編集協力:株式会社エクスライト