お店のアイデア
京都を代表する伝統工芸品・清水焼は、かつて公家や大名にも愛用された、華やかなイメージのある焼き物です。陶芸家・清水大介さんが代表を務める「TOKINOHA Ceramic Studio」と「HOTOKI」は、そんな清水焼の伝統を受け継ぎながらも、新しい風を吹き込む店と…
畑から手渡しできる距離感で田舎の豊かさを届けたいと、天然インディゴによる加工・製造・販売を行う藍染工房「インディゴ気仙沼」。2014(平成26)年に発足した子育てサークルが、子育て中の女性の「小さい子どもがいても、働いて収入を得たい」という声か…
統計によると、全国の理容室の数は117,266軒(2019年)※1で、全国のコンビニの店舗数55,620(2019年12月)※2をはるかに上回る。競争の激しい理容業界の中で「クラフトビールが飲めるビアバーの併設」「サブスクリプション制度の導入」など、続々と新規軸を打…
洋の東西を問わず、幅広い国々の料理が味わえる都市・東京。中でも、おそらくここでしか出合えないシリア料理を提供する店が、国際色豊かな街・広尾の『アラビアレストラン ゼノビア』です。 歴史の教科書では目にしたことがあっても、多くの日本人にとって…
日本には古くから続く商家が各地に残っていますが、家業を守り継ぐことは決して簡単ではありません。その中でも、商売人として成功しただけでなく、その利益を社会へと還元し、近代日本の発展に大きな足跡を残したのがヤマサ醤油7代目の濱口梧陵(はまぐち…
大型商業施設やスーパーマーケットの普及で姿を消しつつある街の八百屋さん。斜陽産業といわれる業界であえて八百屋ブランドを立ち上げ、東京都内で多店舗展開しているのが「旬八青果店」です。 東急池上線大崎広小路駅にほど近く、JR五反田駅からも徒歩約5…
日本特有のノスタルジーをぎゅっと詰め込んだかのような「駄菓子屋」。近年、減少の一途をたどるなか、あえてその業界に飛び込み、文化の灯を消さぬよう営業を続けるのが、西武新宿線新井薬師前駅にある、駄菓子屋「ぎふ屋」オーナーの土屋芳昭さん。店舗を…
創業116年を超える東京・浅草橋の老舗洋食店「一新亭」。その深い歴史と確かな味からも、取材申し込みが絶えないという人気店ですが、基本的に依頼はすべて断っているそう。それでも、直接交渉の末に話を聞いたところ、その背景には3代目・秋山武雄さんと奥…
朝市、マルシェ、クラフト市など、近年、全国各地でさまざまなスタイルの「定期市」が行われるようになりました。一方、継続していく術を模索しながらも、街の顔となるような歴史ある朝市や骨董市も現存しています。それぞれの地域を舞台に、ヒトとモノの交…
ロースか、ヘレ(関西における『ヒレ』の言い方)か――。肉厚でジューシーなとんかつを作り続けて半世紀。関西で熱烈に支持されるローカルとんかつチェーン「とんかつKYK」。全国の飲食チェーン店を巡ることがライフワークのBUBBLE-Bが、勤続20年以上のベテラ…
<街を見つめる老舗写真館を訪ねて> SNSが普及し、スマートフォンのカメラ機能もどんどん向上。撮りたいと思ったときに撮影し、すぐに家族や友人とシェアすることができるようになりました。 「松尾寫眞舘」は、東京・麻布十番に店を構えて90余年。親子3代…
常に新しいアイデアを取り入れながら難局を乗り越え、歴史に名を残した偉人はたくさんいます。2024(令和6)年度上半期をめどに刷新される、新1万円札の肖像画に選ばれた渋沢栄一もその一人。偉人・渋沢栄一の足跡をたどりながら、商売繁盛へのヒントを探し…
東京都大田区、東急池上線池上駅から徒歩約8分。日蓮宗の大本山「池上本門寺」のほど近くに、料亭か旅館か、もしくは町の文化財かと見間違えるほどに古風な木造建築があります。 その正体は、「古民家カフェ 蓮月」(以下、蓮月)。 建物の歴史は古く、建造…
「布団」を頻繁に買い替える人は少ない。たぶん。それなのに、商店街などでは古くから営業している布団屋さんを見かけます。果たして、今でも商売は成り立っているのでしょうか? そんな「気になる!」がきっかけでさまざまな布団屋さんを調べたところ、福岡…
毎日のように飲み歩いている人がいる。そういう人たちを敬意を込めて『プロ飲み師』と呼んでいるのだが、どの街にもその土地の飲み屋に精通したプロが存在する。 今回は学芸大学駅周辺で約450軒もの飲食店を巡っているひろぽんさん(後藤ひろしさん)に、数…
飲食店にとっては、定期的に足を運んでくれる常連さんは嬉しい存在ですが、お客さんからすれば「行きつけ」にしたいお店の基準も人それぞれ。店内がこぎれいで気さくな店員がいるお店が好きな方もいれば、ガンコ親父が無愛想に中華鍋を振るう(しかし料理は…